【断水対策は何をするべき?】準備やおすすめグッズを紹介|要因や注意点

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地震や台風などが原因で発生する断水は、健康や生活に支障が出る大きな問題です。いつどのようなタイミングで断水が発生するか読めないほか、復旧まで長引く可能性もあるため、万が一のリスクに備えて対策は欠かせません。

 

今回は、断水発生時に備えるべき対策を6選紹介するとともに、要因や注意点を解説していきます。

 

断水対策を少しして検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

断水対策で準備しておきたいこと6選

断水発生時に備えるべき対策は、下記6つです。

  • 浴槽に残り湯を貯めておく
  • 水道水の汲み置きをつくる
  • 給水所の場所を確認する
  • 備蓄水を準備する
  • 非常用トイレを用意する
  • 断水時に活躍するグッズや食料を用意する

対策がしやすい順にご紹介するので見ていきましょう。

浴槽に残り湯を貯めておく

自宅で最も水を貯めて置ける場所は浴槽です。お風呂に入ったあとに、お湯を抜かずにそのままにすれば良いだけと、とても簡単。

 

飲料水としては使えませんが、トイレや洗濯、洗顔、手洗いなどに活用できます。浴槽1つに160~200リットルほど貯められるため、断水期間中に大きな支えとなるでしょう。

 

今すぐに始められるので、今日からぜひ実践してみてください。

水道水の汲み置きをつくる

水道水をポリタンクに入れて貯めておくのも有効です。

 

断水しているときはとにかく水不足に悩まされるため、あらかじめ水道水を汲み置いておけば、生活に必要な水を備えられます。

 

水道水には塩素が含まれており、消毒効果があるため、汲み置いてから3日間ほどは飲料用に使用可能です。煮沸すると塩素の効果が薄れてしまうため、汲み置きをする場合はそのまま水を注いでください。

 

直射と高温を避けて保管し、定期的に入れ替えます。ポリタンクがなければ、Amazonや楽天、ホームセンターなど1つ1,000円くらいで購入可能です。

給水所の場所を確認する

自宅付近に給水所があるかどうか確認しましょう。

 

事前に場所を知っておけば、断水が発生したときにいち早く水を確保できる可能性が高くなるからです。歩いてどれくらいの距離にあるのかを把握するだけでも意味があります。

 

給水所は、市街地や地域によって異なりますが、一般的には消防署や市役所、災害時の避難所などに設置されています。公園や学校などの公共施設にも設置されているケースも多いです。

 

まずは市区町村のホームページを確認してみてください。

備蓄水を準備する

ミネラルウォーターのペットボトルを購入し、備蓄水として用意しておくのもおすすめです。開封さえしてなければ2年〜3年は保存ができるため、備蓄水として活用できます。

 

ミネラルウォーターを定期購入しても、人間1人あたり1日3リットルは水を消費すると言われています。そのため、日々消費されるため、買ったはいいものの腐っててしまう心配はいりません。

 

仮に賞味期限が過ぎても飲めますし、飲料水以外の用途で使うことも可能です。

 

しかし、ペットボトルの場合「ゴミが多くなってしまう」「置き場に困ってしまう」といった方も多いかもしれません。

 

そんな方におすすめしたいのが「ウォーターサーバー」です。1本12リットルとたっぷり入っているため、ペットボトルよりゴミの量が少なくて済みます。

 

水を上部に設置するタイプであれば、停電が起きても常温の水は出るため、備蓄水として重宝するでしょう。

非常用トイレを用意する

断水が起きたときに、発生するのがトイレ問題です。浴槽などに貯めた水を使用すれば汚物を流せますが、貴重な水を利用するのはできれば避けたいのではないでしょうか。

 

非常用の簡易トイレがあれば、燃えるゴミとしてそのまま捨てられるため、水を使いません。消臭効果が付いたり、密閉すればにおいが外に漏れなかったりするタイプもあるため、においの問題も解決できます。

 

1日あたり1人3回はトイレに行くと想定すると、4人家族の場合3日分過ごすには36回分は必要だと計算可能です。家族の人数に合わせて少し多めに購入しておきましょう。

断水時に活躍するグッズや食料を用意する

断水が起きたときに、すぐに復旧するとは限りません。復旧までに時間がかかるケースだと何日間も水道が使えないまま生活をする必要があります。

 

そのため、万が一に備えて便利なグッズや食料を用意しましょう。

 

一覧でまとめたのでチェックしてください。

名称

説明

備蓄水

ペットボトルやウォーターサーバーなどがおすすめ。1日1人3リットルを3日分は用意するのが目安

非常用トイレ

水を一切使用しない・防臭効果のあるタイプがおすすめ

給水用ポリタンク

できれば大きめのものが良い。重くなるため運搬用のコロコロがあるとgood

ウェットティッシュ

お風呂やシャワーがNGになるため、身体の衛生面を保つのに必須

マウスウォッシュ

歯磨きがしにくいorできない場合が想定されるため

サランラップ

皿やお椀の水洗いができないため、ラップでカバーして汚れないように

レトルト食品

お湯を使わずに食べられる食品。カレーや牛肉以外に、ハンバーグや煮物、シチュー、豚汁などメニューが豊富

お菓子

調理不要ですぐに食べられるのが特長。一定のカロリーが摂取できるため、災害時には貴重な栄養源になります

缶詰

さばや乾パン以外にもごはん類やパンなどもあり

アルファ米

炊かなくてもお湯や水を注ぐだけでご飯になる非常用のお米

 

特に食料品に関しては、保存期間をチェックする必要があります。加工食品には「賞味期限」と「消費期限」どちらかを表示するように法律で義務付けられています。

 

定期的に確認して期限が過ぎていないか確認して、商品を入れ替えてください。

 

お菓子の場合、賞味期限が明記されている場合が多く、その期間は半年から1年です。そのため、半年〜1年に1回は期限を見れると良いでしょう。

断水が発生する5つの要因について

断水対策をお伝えしましたが、そもそも断水が起きる理由は以下の5つがあります。

  • 地震や台風による断水
  • 水道管の老朽化による断水
  • 水道管の凍結による断水
  • 停電による断水
  • 給水設備のメンテナンスによる断水

詳細は以下の通りです。

地震や台風による断水

地震や台風などの災害によって断水が起きる場合があります。

 

たとえば、地震の場合、地中に埋められている水道管が揺れによって結合部分が外れてしまうことがあります。台風は管路が大雨にさらされると破損してしまうケースや、二次災害で停電が起きると水道設備から水が供給されなくなるリスクもあるのです。

 

これらの災害が理由で断水が起きてしまうと、復旧するまで待つほかありません。

水道管の老朽化による断水

水道設備の修理や改装などが必要なときに断水する場合があります。

 

一般的に水道管の寿命は40年です。老朽化した水道管や耐久性の低い管は、漏れや壊れなどの危険性が高まるため、メンテナンスや交換作業を求められます。

 

老朽化によって断水が発生すると、水道設備の改装や修理に必要なコストも増加する可能性があるため、早期に対応することが重要です。工事に伴い断水する場合、その期間は周知されるため、事前に準備できます。

水道管の凍結による断水

水道管が寒さで凍結すると破裂する場合があり、それが原因で断水します。外気温がマイナス4度を下回るときや長期間水道を使用していないときに発生しやすいです。

 

水道管が破裂してしまうと、修理までに時間がかかるため、予防することが大切です。以下のような対策を実施しましょう。

  • 水道管に保温材を貼る
  • 水流の確保をする
  • 電気ヒーターを使用する
  • 換気扇の利用する

 

冬場にマイナス4度になりそうな地域に住んでいる場合、事前に専門家から適切なアドバイスを受けるのもおすすめできます。

停電による断水

停電すると水道設備から送水できなくなるため、断水します。停電時も送水できる発電機を完備していれば、停電が起きても問題ありません。

 

ただし、復旧すれば水道が使えるようになるため、一時的です。

給水設備のメンテナンスによる断水

基本的にマンションになりますが、給水設備のメンテナンスなどにより断水が起きる場合があります。頻度は年に4回くらいです。

 

予告なく実施されるわけではなく、事前にお知らせされます。そのため、慌てずに済みますし、時間も数時間のため、日常生活に支障が出ることはまずありません。

断水時に知っておきたい注意点

最後に、断水が起きるときに知っておきたい注意点を4つお伝えします。

  • トイレタンクに水を入れない
  • 浴槽の残り湯はゴミを取り除く
  • 節水や残り日数を意識する
  • 復旧後にすぐに水を使わない

それぞれの詳細は以下の通り。

トイレタンクに水を入れない

タンク内に給水すれば、トイレの水が流れると思われがちですが、そうではありません。断水時にトイレのタンク内に水を入れてしまうと、詰まる恐れがあります。

 

なぜなら、トイレに水が流れるときは、タンク内に溜まった水と自動給水される水を同時に使用するからです。片方だけの水があっても流しきれずに、詰まってしまうリスクがあります。

 

そのため、断水しているときは便器内に直接水を流すようにしましょう。

浴槽の残り湯はゴミを取り除く

浴槽の残り湯は思ったよりも汚れているため、できるだけ髪の毛やゴミを取り除きましょう。トイレ水として使う場合であっても、そのまま使用すると詰まってしまう場合があります。

 

また、飲料水として決して使ってはいけません。

節水や残り日数を意識する

断水が起こると、いつ復旧するか分からないケースが多々あります。そのため、日々節水して使い続けることが大切です。

 

今のペースで使っていくと、あと何日水が持つのかを計算した上で利用していく必要があります。

 

特に台風や地震などの災害時は、予定通り給水ができない場合があるため、注意しましょう。

復旧後にすぐに水を使わない

断水が続いた水道水には、異物やサビが含まれているため、復旧時にすぐに利用してはいけません。台所や洗面所の蛇口を開けて、水を数十秒間流しましょう。

 

トイレに行くのはその後です。復旧後、すぐにトイレに給水してしまうと、水道水が汚染されてしまうリスクがあり、その異物が原因で配管や設備が故障してしまうでしょう。

 

また、断水中に圧力が低下し、水道システム内の水圧が不安定になる場合があります。そのため、断水から復旧した直後に水を使用すると、パイプが破損するリスクがあります。

 

エア抜きバルブが設置されていれば、復旧後に空気を抜いたうえで給水をしてください。その設備がない場合、キッチンや洗面所から水を出せば空気が抜けます。

まとめ:断水に備えて日頃から準備することが大切

断水対策で最も重要なのは、いかにたくさんの水をストックしておくかです。

 

本記事では、具体的に下記の準備についてお伝えしましたが、いずれも無料もしくは、低コストで用意ができます。

  • 浴槽に残り湯を貯めておく
  • 水道水の汲み置きをつくる
  • 給水所の場所を確認する
  • 備蓄水を準備する
  • 非常用トイレを用意する
  • 断水時に活躍するグッズや食料を用意する

断水はいつ起きるか判断できないため、日頃の準備が大切です。万が一、断水が起きたときに用意をし始めても遅くなってしまいます。

 

リスクに備えてできることからぜひ、始めてみてください!

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この記事を書いた人

幼少期に親族が水災に巻き込まれた経験があります。その出来事が私の人生に大きな影響を与え、環境保護へのきっかけとなりました。
このような経験を通じて、被災者やその家族に寄り添いながら、水災の現状や対策について専門的な記事を執筆しています!

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