停電時の暑さ対策やグッズを解説｜ペットや赤ちゃん向け対策も

夏の暑い日、突然の停電に見舞われた経験はありませんか？

エアコンが止まり、扇風機も使えず、湿度の高い部屋で汗ばみながら過ごすことに。不意の停電はただでさえ厳しい暑さに、一層耐えがたくなります。

そんな状況に備えて、正しい暑さ対策を知っておくことは誰にとっても非常に重要です。

本記事では「停電時の暑さ対策」に焦点を当て、真夏の停電でも涼しく過ごすための具体的な対策を解説していきます。

水分補給や換気、保冷剤の利用など、身近なアイテムで実践できる方法が満載です。

この記事を読めば、突然の停電にも慌てず、家族やペットを守り暑さから自分自身を守る手段を身に付けられます。

エコで節電にもつながる方法も多く、日頃からのエネルギーの効率化にも役立つでしょう。

後述しますが、最もおすすめの対策方法はポータブル電源です。充電しておけば停電時も、家電製品を利用できます。

Jackery社のポータブル電源は持ち運びができて、音も静かで使いやすいです。

Jackery社の公式サイトへ
↓↓↓

停電による熱中症のリスク

停電による熱中症は深刻なリスクとなりやすいです。

特に夏季における長時間の停電は、適切な冷却手段が取れなくなることから、室内温度の急激な上昇を引き起こし、私たちの健康被害を及ぼす可能性があります。

その理由を以下で見ていきましょう。

室内の温度や湿度が上昇するから

停電によりエアコンや扇風機が使用できなくなると、室内の温度や湿度が上昇します。特に夏場は気温が高く日射も強いため、室内の温度や湿度が急激に上昇する恐れがあります。

人体の発汗機能が低下し始める室内温度は35℃以上。この温度が持続すると体温調節が難しくなり、体温が危険なレベルまで上昇する場合もあります。

湿度が70％以上に達すると、汗の蒸発が阻害されます。この結果、体温が下がりにくくなるため、熱中症に陥りやすくなるでしょう。

特に高温多湿は幼児や高齢者にとって危険で、早急な対策が求められる状況です。

断水に発生し脱水症状が起きるから

停電時、水道施設が電力で稼働しているため、断水の可能性も忘れてはいけません。

水分補給が困難になると、脱水症状が現れることも。脱水症状は体にとって重大なリスクであり、深刻な健康被害を引き起こす場合があります。

なお下記の記事では、停電時に家庭でできる対策をまとめています。具体的な対策を知りたい方はチェックしてください。

＞＞停電でブレーカーが落ちる原因と対処法を解説｜落ちにくくするには？

【熱中症対策編】停電時の暑さ対策＆グッズ9選

最初に熱中症対策編です。

停電時に発生する熱中症リスクへの対策と、効果的なグッズは以下の通りになります。

対策＆グッズ	内容
飲料水や塩分を摂取する	必要水分は1日2.3L～2.5L
保冷剤で身体を冷やす	身体の体温を下げるのに効果的
氷を購入する	コンビニやスーパーで氷を購入
風通しをよくする	窓を開けて風通しを良くして室温を低下
冷却タオルを用意する	電気を一切使わないアイテム
乾電池式のハンディファン	コンパクトサイズで持ち運びに便利
車に避難してエアコンを入れる	エンジンが稼働できれば車のエアコンは利用可能
霧吹きミストで肌を冷やす	電力不要で手軽に利用可能
冷水風呂で全身を冷やす	全身の体温が一気に低下

それぞれ見ていきましょう。

飲料水や塩分を摂取する

停電による熱中症対策の基本は、やはり水分補給です。特に夏の暑い日には、1日に2.3L～2.5Lの水分摂取が推奨されます。

なぜなら、汗をかくことで体から水分と一緒に重要な塩分も失われるからです。

さらに、ただの水分補給だけではなく、スポーツドリンクや経口補水液のように塩分も含んだ飲料がおすすめです。

これらの飲料は、水分と塩分を適切なバランスで補給できるため、熱中症対策に効果があると言えます。

保冷剤で身体を冷やす

夏の暑さ対策としても人気の保冷剤、停電時の熱中症対策にもその効果を発揮します。

エアコンや扇風機が使えない停電時には、保冷剤を活用して身体を冷やすことが重要です。

特に首、脇、足首などの体のポイントを冷やすことで、全体の体温を下げる効果があります。

保冷剤を直接肌に当てるのではなく、タオルで包んでから肌に当てると、冷えすぎずにじんわりと体温を下げられるため、さらに効果的です。

氷を購入する

停電時の暑さ対策として、氷の購入も有効な手段です。氷は身体を直接冷やすことはもちろん、冷たい飲み物を作って水分補給にも活用できます。

一般的にコンビニエンスストアやスーパーマーケットで販売されている氷は、暑い季節においては常に手元に置いておきたいアイテムです。

停電が予想される際や猛暑日には、定期的に購入しておくと役立ちます。

氷には多用途で使える利点があり、緊急時の対策としても頼りになる存在です。

冷たい飲み物での水分補給や氷嚢（ひょうのう）としての使用など、様々な方法で活用できるため、積極的に取り入れてみましょう。

風通しをよくする

突然の停電でも、窓を開けて風通し良くすることで、室内の温度を適度に下げることが可能です。特に窓を対角線上に開けると、風の流れが生まれやすくなります。

ただし日中の炎天下では、直射日光が室内に入り込むと逆に暑さが増すこともあります。

時間帯によってはカーテンを適度に閉じるなどして、日射を遮ることも忘れずに。

乾電池式の扇風機やサーキュレーターがあれば、活用することで室内の風通しが一層良くなり、部屋全体の温度をより効果的に下げられます。

冷却タオルを用意する

冷却タオルはタオルを冷水に浸して絞り、首や額などに当てることで、体温を下げられる暑さ対策アイテムです。

電気を一切使わないため、停電時でも使用できます。

最近ではドラッグストアなどで使い捨てタイプも販売されています。一度使ったら捨てられるので、衛生面でも安心できますね。

乾電池式のハンディファン

暑さ対策の一つとして、乾電池式のハンディファンは非常に有用です。停電時でも瞬時に風を作り出すことができ、熱中症のリスクを軽減します。

片手で持てるくらいのコンパクトなサイズなので、外出時にも簡単に持ち運びできます。

さらに、価格帯が大体2,000円前後で購入可能。費用対効果も高いと言えるでしょう。

車に避難してエアコンを入れる

停電時でも、車のエアコンはエンジンが稼働していれば使用できます。

車内で涼しく過ごせるため、特に厳しい暑さの中での一時的な避難場所として有効です。

ただし、エンジンを長時間稼働させる際はいくつかの注意点があります。

ガソリンが十分に入っているか確認するとともに、排気ガスや酸素不足による健康リスクも考慮しなければなりません。

屋外でエンジンをかけ、適度に窓を開けるなどして換気することが重要です。

霧吹きミストで肌を冷やす

炎天下の暑さや停電時の厳しい暑さ対策として、霧吹きミストは一役買います。

霧吹きミストで肌を軽く濡らすことによって、蒸発の際に体温を引き下げる効果があります。

特別な装置や電力が必要なく、単に水を入れて振りかけるだけで使えるため、いざという時にすぐに利用可能です。

また、常温水でもそれなりの冷却効果が得られますが、より涼しさを感じたい場合は、冷水を用いるとさらに効果的。

小さな子供から大人まで、手軽に使える暑さ対策アイテムと言えるでしょう。

冷水風呂で全身を冷やす

水風呂は、全身を冷やして暑さを和らげる効果的な方法です。

一気に体温が下がり、熱中症予防になります。

しかし、冷水風呂の水温選びは慎重に行いましょう。35℃くらいの水温が適切で、これが体に対してストレスを与えずに冷却するのにちょうど良い温度範囲です。

水温が一般的な水風呂のように16℃～17℃のように極端に低いと、心臓への負担や身体に悪影響を及ぼす場合があるため、注意しましょう。

【食品や飲み物の保管編】停電時の暑さ対策＆グッズ7選

次に食品や飲み物の保管編です。

対策＆グッズ	内容
冷蔵庫の扉をできるかぎり開けない	必要な物はまとめて取り出し、扉の開閉回数を減らす
クーラーボックスは使用しない	冷蔵庫は断熱材でできているため、長時間冷たさを保持できる
保冷剤やドライアイスを使用する	冷蔵庫の一番上に置くこと全体の保冷効果が向上する
食品の賞味期限を確認する	食中毒の原因になる可能性がある
飲料水や塩分をストックする	水分不足は熱中症や脱水症状を引き起こす
常温で保存できるものを購入する	缶詰やレトルト食品、乾物であれば保存しやすい
ポータブル電源を活用する	バッテリーに電気を貯めて、必要なときに使える

詳細は以下の通りです。

冷蔵庫の扉をできるかぎり開けない

冷蔵庫の扉を開けるたびに冷気が逃げ、温度が上がります。

停電が起きたとしても、十分に冷えている状態であれば2時間～3時間は温度を保つことが可能です。

必要な物はまとめて取り出し、扉の開閉回数を減らす工夫が求められます。

また、冷蔵庫には食品をたくさん入れすぎてはいけません。保冷効果を上げるために70％程度まで減らしましょう。

クーラーボックスは使用しない

停電時に食品を冷蔵庫からクーラーボックスに移すことは一般的ですが、逆効果となることもあります。

冷蔵庫は断熱材でできており、クーラーボックスよりも長時間冷たさを維持することが可能です。

保冷剤や袋に入れた氷で食品を包む方法は、温度上昇を防ぐ効果的な手段となります。

その結果として食品が腐敗するのを遅らせることが可能で、停電時などの非常時においても、食品を新鮮に保つための重要な対策です。

保冷剤やドライアイスを使用する

停電時の救世主ともいえるのが、保冷剤やドライアイスです。

これらを冷蔵庫の一番上に置くことで、冷気が自然に下に流れ、食品の温度上昇や腐敗を効果的に防ぎます。

一見小さな工夫ですが、その結果、顕著な保冷効果の向上が期待できるでしょう。

食品の賞味期限を確認する

停電時でも、食品の賞味期限は守るようにしましょう。

賞味期限切れの食品は、食中毒の原因になる可能性があります。特に、生ものや乳製品などは注意が必要です。

飲料水や塩分をストックする

停電時でも水分補給を怠ってはいけません。水分不足は熱中症や脱水症状を引き起こす場合があります。

飲料水や塩分をストックしておくと便利です。

常温で保存できるものを購入する

停電時には、冷蔵庫や冷凍庫の食品が傷みやすくなります。

そこで、常温で保存できる食品を買い置きすることがおすすめです。

常温で保存できる食品としては、缶詰やレトルト食品、乾物などがあります。これらの食品は長期的に保存できるので、停電時でも安心して食べられます。

ポータブル電源を活用する

停電になったら、冷蔵庫やスマホなどの電気製品が使えなくなります。

そのようなときに便利なのが、ポータブル電源です。ポータブル電源は、バッテリーに電気を貯めておいて、必要なときに使える機器です。

主に200Wh～1,500Whまでのタイプがあります。容量が大きいほど、長く電気を使えますが、価格も高くなります。

たとえば、小型冷蔵庫の1時間あたりの消費電力は150Wくらいです。

そのため、200Whのポータブル電源であれば、1時間は冷蔵庫を利用できます。停電時に備えて、ポータブル電源を持っておくと安心できます。

なお、下記の記事では、家庭内でできる停電対策をまとめています。停電対策に有効なおすすめグッズを知りたい方は確認しましょう。

ペットや赤ちゃんがいる場合の停電時の暑さ対策

家族にペットや赤ちゃんがいる場合は、さらに停電時の暑さ対策が必要となります。

自ら食事や水分補給ができない・体温調整機能が発達していないなどの理由があるからです。

下記の4点は必ずチェックしてください。

• どこにいるか分かるようにしておく
• 窓を開けて風通しをよくする
• 濡れたタオルで身体を冷やす
• 停電していない地域に避難する

順番に確認しましょう。

どこにいるか分かるようにしておく

停電時の室内は暗くなり、特に犬や猫などのペットの居場所が分からなくなるときがあります。

そんな時に役立つのが、LEDライト製の首輪などのアイテムです。ペットに装着しておくと、暗い室内でもその光でペットの位置がすぐに分かります。

室内でペットを飼っている方は、このようなアイテムの使用を検討してみてはいかがでしょうか。安心してペットと過ごすための一工夫となります。

窓を開けて風通しをよくする

停電時、特にペットや赤ちゃんといった体温調整が難しい家族がいる場合、部屋の温度と風通しの管理が重要です。

息苦しさを防ぐため、窓を開けて風通しを良くしましょう。

ただし、外が暑い日中は窓を開けるタイミングに工夫が必要となる場合もあるため、状況を見ながら調整する必要があります。

風通しを良くすることで、部屋全体が少しでも涼しくなり、ペットや赤ちゃんの快適な環境作りにつながります。

さらに、充電式の扇風機やファンがあれば、それも活用するとより効果的です。

常にペットや赤ちゃんの様子をチェックし、快適に過ごせるように心がけ計画的に行動することが大切です。

濡れたタオルで身体を冷やす

停電時にエアコンや扇風機を使うことができない場合、ペットや赤ちゃんの体温管理が一段と重要です。

濡れたタオルを使用して、首や耳、足の付け根などを冷やすと、効率的に体温を下げることができます。

特に、これらの部位は血流が多いため、冷却効果が高まります。

さらに、冷却マットを持っている場合は、電気を使わずに比較的涼しい環境を用意できるので、活用しましょう。

停電していない地域に避難する

真夏に停電が起きると、屋内でも熱中症のリスクが急増します。

エアコンや扇風機などの冷却設備が使えない状況では、室内温度が上昇し、特にペットや赤ちゃんなどの体温調整機能が未発達なものにとって危険です。

このような状況下では、電気が利用できるエリアに一時的に出かけるだけでも、熱中症リスクを下げる効果があります。

近くの商業施設や友人宅など、涼しい場所への移動を検討すると良いでしょう。

また、停電期間があまりにも長引く場合には、自宅を離れて避難することも真剣に検討するべきです。

地域社会の支援体制や親しい友人・親戚の協力を得ながら、状況を最良に対処しましょう。最優先は、自分自身と家族、ペットの健康と安全です。

【2023年ニュース】台風6号の影響で沖縄では県内の3割が停電

台風6号で沖縄県内の3割が停電しています。 台風6号は2023年8月5日午前、沖縄本島の南西沖を通過しました。

台風の影響で、沖縄県内では5日午前7時の時点で2万1570戸が停電。停電した戸数は県内の約25％にあたります。

停電した地域は那覇市や浦添市などの市街地や、島尻郡の多くのエリアです。

沖縄電力は台風が過ぎ去った後も強風が続くため、復旧作業に時間がかかると見込んでいます。

停電した地域の住民に対し、冷蔵庫や冷凍庫の扉を開けないように呼びかけ、ポータブル電源や常温保存食品などを用意するように勧めています。

Jackery社のポータブル電源が停電時におすすめできる3つの理由

停電が起きたときの暑さ対策をいろいろとご紹介しましたが、特に大切なのがポータブル電源を利用することです。

その理由は以下の通り。

• 持ち運びができるから
• 1,000Wh以上のスペックも取り扱っているから
• 音が静かだから
• 29,800円（税込）～取り扱っているから

持ち運びができるから

ポータブル電源の最大のメリットは持ち運びがしやすい重さです。小型であれば3キロ程度のため、女性であっても無理なく持てるでしょう。

 同じく電源を確保できる製品として「発電機」がありますが、エンジンを搭載しているため、最低でも10キロはあります。

 ポータブル電源であれば比較的軽量のため、持ち運びが苦になりません。腰に不安がある方でも安心できますね。

1,000Wh以上のスペックも取り扱っているから

ポータブル電源を利用する理由として、容量が1,000Wh以上のスペックも用意している点があります。出力も1,000Wを超えるタイプもあり、幅広い家電製品で利用可能です。

 持ち運びのしやすさで言うと、モバイルバッテリーのほうが軽いため優位性がありますが、あくまでスマホやタブレット向けの充電機器に過ぎません。

 停電時には十分に使えないでしょう。

音が静かだから

ポータブル電源は構造上、充電・給電する際に大きな音が出る心配がありません。万が一、避難先の共有スペースで利用する場合も安心できます。

 一方発電機は、騒音が70〜75dbとかなり大きく騒音を発します、セミの鳴き声に相当するため、室内での利用には向きません。

29,800円（税込）～取り扱っているから

価格帯も一般家庭でも購入しやすいように、29,800円（税込）～取り扱っています。

「Jackery ポータブル電源 240」は、67200mAh/240Whの大容量です。キャンプや車中泊、防災時の緊急電源として1〜２日程度利用できます。

Jackery社の公式サイトへ
↓↓↓

まとめ：停電時の暑さ対策は日頃の準備が大切

災害や夏場の停電に備えて、飲料水や冷風扇、蓄電池などの防災グッズを用意しておくことが熱中症の予防になります。

また、停電になった場合は、日陰側の窓を開けて換気したり、水風呂に入ったり、クールタオルを首に巻いたりするなどの工夫で体温を下げることが重要です。

特にペットや赤ちゃんは自ら対策ができないため、体調の変化を気にしながら早めの対処をしましょう。

中でも押さえておきたいのが、ポータブル電源の準備です。

Jackery社のポータブル電源であれば、持ち運びができて音も静かなので、家庭内でもしっかりと使えます。

Jackery社の公式サイトへ
↓↓↓