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性病の潜伏期間まとめ-検査は病院にいかないとだめ?
性交渉の際に気分が盛り上がってしまって避妊具を装着せずに行為をしてしまった。
大人のお店で相手の方から「別料金を払えば避妊具を装着しなくてもいいよ」と言われ避妊具を装着せずに行為をしてしまった。
そんな経験のある方も少なくないのではないでしょうか。
そして、行為が終わりしばらく時間が経過して冷静になるにつれ、
「・・・あの子、性病は大丈夫かな?」
という不安を抱かれる人も中にはいるでしょう。
特に、大人のお店やワンナイトでの関係で行為を行ってしまった場合はそのように思われる方も少なくないでしょう。
そうなってくると、
「何日経過して症状が無ければ大丈夫なの?」
と思われることもあると思います。
そこで本記事では性病の潜伏期間や検査方法について解説していきます。
性病の潜伏期間一覧
まずは主な性病(性感染症)の潜伏期間を見ていきましょう。
以下の表に一覧でまとめています。
性病名 | 原因病原体 | 潜伏期間 | 主な症状 |
---|---|---|---|
クラミジア感染症 | クラミジア・トラコマティス | 1~3週間 | 男性:尿道炎、排尿痛 女性:おりものの増加、下腹部痛 |
淋病 | 淋菌(ネイセリア・ゴノレエ) | 2~7日 | 男性:排尿時の痛み、尿道からの膿 女性:おりものの増加、下腹部痛 |
梅毒 | 梅毒トレポネーマ | 3週間~3ヶ月 | 第1期:硬性下疳(硬いしこり) 第2期:全身の発疹 |
性器ヘルペス | 単純ヘルペスウイルス(HSV) | 2~14日 | 性器や肛門周囲の水疱、潰瘍、痛み |
尖圭コンジローマ | ヒトパピローマウイルス(HPV) | 数週間~数ヶ月 | 性器や肛門周囲にイボができる |
HIV感染症 | HIV | 2週間~3ヶ月 | 初期:発熱、リンパ節腫脹、筋肉痛 進行:免疫不全による様々な感染症 |
トリコモナス症 | トリコモナス原虫 | 5日~28日 | 男性:症状がないことが多い 女性:おりものの増加、外陰部のかゆみ |
カンジダ症 | カンジダ(真菌) | 数日~1週間 | 性器のかゆみ、白いおりもの |
B型肝炎 | B型肝炎ウイルス(HBV) | 1~6ヶ月 | 急性期:発熱、黄疸、肝臓の腫れ |
C型肝炎 | C型肝炎ウイルス(HCV) | 2週間~6ヶ月 | 急性期:倦怠感、発熱 慢性化すると肝硬変や肝臓がんのリスクが高まる |
このように一口に性病(性感染症)と言っても、いくつも種類があり、潜伏期間も異なります。
潜伏期間が異なる理由は、病原体の種類や感染のメカニズムによるものです。
潜伏期間とは、病原体に感染してから症状が現れるまでの期間を指します。
この期間には個人差もあり、病気ごとに異なる理由としては主に次の要因が影響しています。
まず、病原体の種類です。性病の原因となる病原体は、細菌、ウイルス、原虫、真菌などさまざまです。それぞれの病原体は体内での増殖速度や行動が異なり、これが潜伏期間の長さに影響します。
例えば、クラミジアや淋病は細菌感染によるもので、比較的短い期間(数日から数週間)で症状が現れます。
これは、細菌が体内で急速に増殖し、短期間で免疫反応を引き起こすためです。
一方、HIVやB型肝炎、C型肝炎などのウイルス感染は、潜伏期間が長いことがあります。
これは、ウイルスが体内で静かに広がりながら、特定の条件下で免疫システムが異常を察知するまで時間がかかるためで、ウイルスが宿主細胞に入り込んでから十分な数に増殖して免疫系が反応するまでに時間がかかることが原因です。
特にHIVの場合、潜伏期間中はウイルスが徐々に免疫系を破壊していき、最初の症状が出るまで数ヶ月から数年かかることもあります。
さらに、感染の経路や感染量も潜伏期間に影響を与える要素になります。
同じ病原体であっても、感染時に体内に入った病原体の量が多い場合、早く症状が出る可能性があります。
また、感染者の免疫力も関係します。
免疫システムが強い人は、病原体が増殖してもすぐに症状が現れない場合がありますが、免疫力が低下している人は早く発症することが多いです。
性病によっては、症状が非常に軽微で、潜伏期間中や症状が現れていない間も他人に感染させる可能性があるため、検査と予防が重要です。
無症状の時期でも感染リスクがありますので、症状が出てからではなく、定期的に検査を受けることや安全に性行為を行う(避妊具を正しく装着するなど)ことが推奨されています。
不安な行為がある場合は、症状の有無にかかわらず一度検査を受けることをおすすめします。
検査を受けるタイミングは?
感染するリスクのある行為を行ってしまった場合には、できるだけ早く検査を受けるべきなのですが、前述したように性病には潜伏期間があります。
そのため、感染直後に検査を受けても正確な検査結果が出ない場合がありますので、検査を受けるタイミングの目安は以下の表を参考にしてみてください。
性病名 | 検査の目安期間 | 目安の理由 |
---|---|---|
クラミジア感染症 | 感染後1~2週間 | 早期に検出可能であり、感染が進行する前に診断可能 |
淋病 | 感染後1~2週間 | 同じく早期に症状が現れやすく、迅速な対応が可能 |
梅毒 | 感染後3週間以上 | 潜伏期間が長いため、初期検査では感染を確認できないことがある |
HIV | 感染後2~3週間 (ただし確実な結果は 3ヶ月以上) | ウイルスの増殖がゆっくり進行するため、確実な結果は数ヶ月後に得られる |
性器ヘルペス | 症状が出てからすぐ | 症状が現れた時点で検査を行うのが最も正確 |
尖圭コンジローマ | イボが現れてから検査 | イボが現れた時点で感染が確認できるため、物理的な症状が出るまで待つ |
B型肝炎 | 感染後1~3ヶ月 | 抗体が形成されるまで時間がかかるため、1~3ヶ月後が適切 |
C型肝炎 | 感染後1~3ヶ月 | 抗体が形成されるまで時間がかかるため、1~3ヶ月後が適切 |
ただし、不安な行為を行ってしまった後に、行為の相手から何らかの性病に感染していたことを知らされない限りは、自分がどの感染症にかかっている可能性があるのかというのは分からないことの方が多いでしょう。
最近は感染から24時間経過していればある程度正確な検査結果が出せるようです。
不安な行為を行ってしまった場合は、24時間経過していればまずは検査を受けてみると良いでしょう。
検査はどこで受けるの?
性病の検査を受ける場所はいくつか挙げられます。
検査を受ける場所により特徴がありますので、都合に合った場所で受けると良いでしょう。
病院やクリニック(内科・泌尿器科・婦人科)
泌尿器科(男性の場合)や婦人科(女性の場合)、あるいは総合病院の内科で性病検査を受けることができます。
専門の医師に相談でき、検査結果に応じた適切な治療をその場で受けることができるため、信頼性が高いです。
性病専門のクリニック
性病専門のクリニックでは、迅速に結果が出る検査やプライバシーに配慮された環境が整っています。
予約制で、匿名で検査を受けられるところも多く、気軽に利用できるのが特徴です。
保健所
日本では、多くの保健所でHIVや梅毒などの性病検査を無料または低価格で受けることができます。
匿名での検査が可能な場合もあるため、プライバシーを重視したい場合にも便利です。
検査項目が限られていることが多いので、他の性病が心配な場合は別の施設を利用する必要があります。
インターネットで注文できる郵送検査キット
インターネットから自宅で簡単に検査ができる郵送検査キットを注文することも可能です。
検査キットを郵送で受け取り、自分でサンプル(血液や尿など)を採取し、返送すると結果が通知されます。
匿名でできることが多く、忙しくて医療機関に行けない人や人目を気にする人に適しています。
ただし、検査項目や検査の精度には注意が必要です。
以下にインターネットで注文できる検査キットをいくつか紹介しておきますので参考にしてみてください。
送料・ 代引き手数料 | 銀行振込・ コンビニ払い | 検査結果通知 | 詳細 (プロモーション) | |
---|---|---|---|---|
ふじメディカル | 無料 | 可能 | 最短2日 | |
STD CHECKER | 代引き手数料・メール便無料 宅配便・郵便書留550円 | 不可 | 1~3日 | |
予防会 | 無料 | 可能 | 最短2日 |
まとめ
性病(性感染症)は様々な病原体によって引き起こされ、それぞれ潜伏期間が異なります。
感染リスクのある行為をした後は、適切なタイミングで検査を受けることが大切です。
検査は、病院やクリニック、保健所、性病専門のクリニック、または郵送検査キットを利用して行うことができます。
感染リスクを減らすためにも、定期的な検査や安全な性行為をおすすめします。
特にパートナーがいる方は相手の体にも影響してくることですので、責任のある行動を心掛けましょう。