断水中に水を出してしまったら!慌てず対処する方法と起こりうるトラブルを解説

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「断水中にうっかり蛇口を開けてしまった」「トイレを流してしまった」と慌てていませんか?誰もが階下への水漏れや、給湯器の故障を心配して不安になる瞬間です。

しかし、適切な対処さえすれば、被害を最小限に抑えられるケースがほとんどです。この記事では、断水中に誤って水を出した場合に起こりうるトラブルから状況別の具体的な対処法、復旧後の正しい手順までを網羅的に解説します。

この記事を最後まで読めば、万が一の時にも冷静に行動できるようになり、断水への漠然とした不安を解消できます。

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目次

断水中に水を出してしまったら何が起きる?

断水中に誤って蛇口を開けたりトイレを流したりすると、復旧時にさまざまなトラブルが発生する恐れがあります。以下で、上水道・下水道それぞれの断水時に起こりうるトラブルと、集合住宅特有のリスクについて解説します。

  • 上水道の断水中に水を出した時に起こるトラブル
  • 下水道の断水中に水を出した時に起こるトラブル
  • 集合住宅特有のリスク

適切に対処すれば大きな被害を防げるケースがほとんどなため、落ち着いて確認しましょう。

上水道の断水中に水を出した時に起こるトラブル

上水道が止まっている間に蛇口を開けてしまうと、空気が入り込んだり、管内に蓄積した汚れが剥がれたりするため、配管内に予期しない変化が起こります。

具体的なトラブルを見ていきましょう。

  • 復旧時に異音が発生すること
  • 復旧時の濁水発生
  • 機器の故障

復旧時に異音が発生すること

断水後の復旧時に、排水口から「ゴボゴボ」「ドン」などの異音が発生するケースがあります。「ウォーターハンマー」と呼ばれる現象で、異音は断水で空になった水道管内に入り込んだ空気と、復旧時に流れ込む水とが衝突した時に発生するものです。配管の接続部分に大きな圧力がかかるため、長時間続くと配管の劣化や破損につながるおそれがあります。

復旧時の濁水発生

復旧時に水が勢いよく流れると、茶色や白っぽい濁り水が出るおそれがあります。長年の使用で水道管内部に付着した鉄サビや堆積物が、断水で水圧がゼロになることにより剥がれやすくなるためです。

特に、鉄製配管を使用している場合、剥がれた汚れが一気に押し流されて濁りが強くなる傾向があります。

機器の故障

断水中に給湯器や食洗機が動作すると、水が供給されないまま加熱装置やポンプが稼働する「空焚き状態」に陥り、故障に繋がるおそれがあります。給湯器の場合、熱交換器が異常過熱して内部部品が損傷し、最悪の場合火災の原因となるので要注意です。食洗機も水なしで運転すると、ヒーターやポンプが焼き付いて故障するおそれがあります。

下水道の断水中に水を出した時に起こるトラブル

下水道の断水は、上水道とは異なる以下のような問題を引き起こします。

  • 汚水の逆流・溢れ
  • 排水管・浄化槽への負担
  • 工事現場への影響

排水管や浄化槽への負担が大きくなり、場合によっては汚水が逆流する深刻な事態も考えられます。工事中の現場に影響を与える可能性もあるため、注意しましょう。

汚水の逆流・溢れ

断水中に大量の水を流すと、行き場を失った汚水が逆流してトイレや洗面台から溢れ出すおそれがあります。下水道工事や排水管の点検中に、一時的に排水の流れがせき止められているためです。特に排水管に亀裂や破損がある場合、汚水が建物内に浸入して床や壁を汚染するリスクが高まります。

排水管・浄化槽への負担

断水中は、配管の詰まりによる管の破損が起こるおそれがあります。水流がないため、トイレットペーパーや汚物などの固形物が排水管の途中で留まりやすいのが原因です。

また、浄化槽を使用している家庭では、急激な汚水流入により中のバクテリアのバランスが崩れ、浄化機能が低下する場合があります。

工事現場への影響

下水道工事中に排水すると、マンホール内で作業する作業員のもとに汚水が突然流れ込む事故につながります。汚水流入により作業が中断されると、工事期間の延長、追加費用の発生など、損害賠償責任問題に発展するおそれがあるので要注意です。

一世帯だけの排水なら大きな問題にはなりませんが、複数の世帯からの排水が重なった場合は、工事現場に大きな影響を及ぼします。

集合住宅特有のリスク

集合住宅は、個人の瑕疵が他の住戸に影響を及ぼす可能性が高い環境です。縦方向につながった配管により、トラブルが階下に波及しやすい構造のためです。

共用設備への損害は賠償責任を問われる場合もあるため、以下の点に注意しましょう。

  • 上階・下階への被害拡大
  • 共用部分のトラブル時の責任問題

上階・下階への被害拡大

集合住宅での排水管詰まりは、縦管の合流部での閉塞に発展し階下の住戸へ汚水が逆流する深刻な事態を招きます。集合住宅の排水設備は、各住戸の排水口から横枝管を経て縦管へ接続し、最終的に下水道本管へ至る垂直配管構造のためです。

下水の逆流は大腸菌などの病原菌が室内を汚染する危険に繋がり、衛生面でも大きな問題に発展します。下水道工事中の排水停止要請を無視した行為は、自身の過失責任と判断され、個人賠償責任保険に加入していても保険金が支払われない場合があります。

共用部分のトラブル時の責任問題

エントランスや廊下にある共用の配管設備に損害を与えた場合は、原因を作った住人が修理費用を負担するのが原則です。受水槽のポンプが故障したり共用配管に亀裂が入ったりした場合、数十万円から数百万円の修理費を請求される恐れがあります。

管理規約にも「専有部分の過失による共用部分の損害」について明記されているケースが多く、多額の自己負担が発生する場合があります。

断水中に水を出してしまった時の具体的な対処法

断水中に水を出してしまった際は、ケースごとに適切な対処法が必要です。

  • ケース①|トイレを流してしまった時
  • ケース②|蛇口を開けてしまった時
  • ケース③|洗濯機・食洗機を稼働させてしまった時
  • ケース④|詳しい状況がわからない時

落ち着いて現状を把握し、適切な対処をしましょう。

ケース①|トイレを流してしまった時

トイレを流してしまった場合、流した量や内容物によって対応が変わります。少量なら問題ないケースが多いものの、固形物がある場合やタンクレストイレでは注意が必要です。

少量ならそのまま復旧まで待つ

断水中に少量の水を流してしまった場合は、追加で水を流さず、工事が終わるまで何もせずに待つのが最善です。少量であれば、配管を逆流させたり工事エリアへ大量に流出したりする危険が少ないためです。

無理に追加の水で押し流そうとすると、逆に汚水があふれたり、作業員や設備への損害が拡大するおそれがあります。たとえ少量であっても、念のため管理会社や工事業者に事情を伝え、指示を仰ぐのがおすすめです。

固形物なら自力対応は控え業者や管理会社へ相談する

固形物を流してしまったことに気づいたら、すぐに水の使用を中止し、管理会社か水道業者に連絡しましょう。特に下水道工事中の場合は、工事現場への影響が深刻になるため、すみやかに相談するのがおすすめです。

断水が解除された後、異臭がする、流れが悪いなど問題が発生した場合は、自分で対処せず専門業者に点検を依頼しましょう。

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タンクレストイレはすぐに電源を切る

断水時に誤ってタンクレストイレで水を流してしまったら、直ちに電源を切ることが最優先です。タンクレストイレは赤外線センサーやマイクロコンピュータ制御で動作しており、断水で水圧がない状態で流すとポンプやモーターに過負荷がかかります。

流してしまったことに気づいたら、即座に電源を遮断し、復旧後に管理会社や水道業者へ相談するのがおすすめです。

ケース②|蛇口を開けてしまった時

蛇口を開けた時間の長さによって、配管への影響度合いは変わります。数秒程度なら問題ないケースが多いですが、長時間開けっぱなしにした場合は濁水や給湯器のトラブルに注意しましょう。

数秒ならそのまま復旧まで待つ

手を洗おうとして数秒間蛇口をひねった程度であれば、特別な対処は不要です。蛇口をしっかり閉めて復旧を待てば問題ありません。

ただし念のため、復旧後の通水時には最初の水を10〜20秒ほど流して、濁りや異物がないか確認しましょう。

出し続けてしまったらすぐに業者に報告する

出し続けてしてしまったら、蛇口から長時間水を流した事をすみやかに管理会社または工事業者に報告しましょう。「いつ、どの蛇口から、どのくらい流れたか」を具体的に説明すると、業者が状況を正確に把握でき、対応がスムーズです。

断水から復旧したら、水が透明になるまで1〜3分程度流し続けて、色や異物が混入していないか確認しましょう。バケツで受けながら流すと、出てくる水の色の変化を確認しやすいです。

給湯器は空焚き防止のため電源をオフにする

断水中に蛇口を開けてしまったら、給湯器はすぐに電源をオフにする必要があります。断水中に給湯栓を開けたまま放置すると、給湯器が空焚き状態になり、熱交換器の損傷や火災の原因となります。

復旧後は給水栓を開けて水が正常に供給されることを確認してから、エラーコードの有無をチェックして電源を入れ直しましょう。

ケース③|洗濯機・食洗機を稼働させてしまった時

洗濯機や食洗機を動かしてしまった場合、運転のどの段階で止まったかによって対応が変わります。給水途中なのか、すすぎまで完了したのかを確認し、適切な対応を取りましょう。

給水・運転途中なら運転を停止し復旧まで待つ

給水ランプが点滅したまま運転が止まっている場合、配管内の残留水が少量出た時点で給水が停止しています。多くの場合機器への影響は最小限のため、運転停止ボタンを押して電源を切り、復旧を待ちましょう。

洗濯物や食器は、取り出して洗い直すのがおすすめです。

すすぎまで完了したら排水を確認する

洗濯機の表示が「排水」や「脱水」の段階で止まっている場合は、早めに排水ホースから正常に排水されているかを確認しましょう。排水口から水が溢れている様子があれば、配管の詰まりが疑われるため、水道修理業者や管理会社に相談が必要です。

念のため、洗濯物や食器は洗い直す方が無難です。

ケース④|詳しい状況がわからない時

どの程度の水を使ったのかがわからない場合は、自己判断せず専門機関に相談するのが安全です。集合住宅の場合は、まず管理会社に連絡し、状況を詳しく説明しましょう。管理会社は建物全体の配管構造を把握しているため、必要に応じて専門業者の手配や他の住戸への影響を確認してくれます。

戸建て住宅の場合は、地域の水道局のお客様センターに問い合わせると、断水の種類や復旧予定時刻に応じた適切なアドバイスを受けられます。

断水復旧後の正しい手順

断水が復旧した時、直ちにすべての蛇口を開けてはいけません。以下で、安全に水道を再開するための4つのステップを解説します。

  • ステップ1|全ての蛇口・止水栓の閉鎖確認
  • ステップ2|元栓の開栓
  • ステップ3|空気抜き・洗管作業(蛇口の開栓手順)
  • ステップ4|給湯器・エコキュートの復旧と動作確認

配管内の空気や異物が家電製品を傷めたり、濁水が飲用水に使われたりしないように、正しい順序で通水しましょう。

ステップ1|全ての蛇口・止水栓の閉鎖確認

断水復旧前に、家中の全ての蛇口が閉まっているか確認します。トイレや給湯器、洗濯機の止水栓も必ず閉めておきましょう。

次に、全ての水栓が閉まっている状態で、メーターが動いていないかを確認します。メーターが動いている場合は、配管の破損や水漏れの可能性があるため、業者に修理を依頼しましょう。

ステップ2|元栓の開栓

全ての蛇口を閉めた状態で、元栓をゆっくりと開きます。勢いよく一気に開けると、混入した空気が押し出される圧力で蛇口や配管を破損させるおそれがあるので要注意です。​

ステップ3|空気抜き・洗管作業(蛇口の開栓手順)

以下の順序で蛇口を開き、水道管内の空気と異物を排出します。

①屋外の散水栓・立水栓

まず屋外の蛇口を開き、水が透明になるまで流し続けます。最初に屋外の散水栓を開くのは、元栓に最も近く構造がシンプルで、汚れても問題が小さいためです。

②台所・洗面所の蛇口

屋外に水栓がない場合は、台所や洗面所から開栓を始めます。蛇口先端の浄水器カートリッジや泡沫キャップ(ストレーナー)は、砂や錆が詰まる可能性があるため事前に外しましょう。水が透明になり、空気の混入がなくなるまで10〜30秒程度流し続けます。

③洗濯機

蛇口から十分に水を出し、水の汚れが取れたことを確認してから洗濯機の止水栓を開きます。

④トイレ

他の蛇口で水質が改善されたことを確認した後にトイレの止水栓を開きます。

ステップ4|給湯器・エコキュートの復旧と動作確認

給湯器やエコキュートは、他の蛇口で水の汚れが完全に取れたことを確認してから止水栓を開きます。濁った水がタンク内に入ると、全ての水を入れ替える必要が生じるためです。

給湯器の復旧手順

  1. 給湯器の給水専用止水栓を開く​
  2. タンクを満水にする​
  3. 逃しベンレバーを上げて水が出ることを確認し、レバーを下げる​
  4. 漏電遮断器やブレーカーを「ON」にする​
  5. リモコンで空気抜き運転を実施する(エコキュートの場合、機種により5~10分)​
  6. 混合水栓のお湯側を開き、水が正常に出るか確認する​
  7. 時刻設定や給湯温度設定をする

詳しい手順はメーカーや機種により異なるため、必ず取扱説明書を確認しましょう。

断水中に水を出してしまった時のトラブル別対処法

復旧作業を進める中で、さまざまなトラブルに遭遇するケースがあります。以下で代表的な5つのトラブルと、それぞれの具体的な解決方法を解説します。

  • 茶色い水は透明になるまで流す
  • 白濁した水はコップで数分間放置し確認する
  • ゴボゴボ異音がする場合は配管内の空気抜きをする
  • 水圧が弱い場合はストレーナー(フィルター)を清掃する
  • 給湯器がエラー表示する場合はリセット後に再点火する

水の色がおかしい、変な音がするなどの症状によって対処法が異なるため、よく確認しましょう。

茶色い水は透明になるまで流す

復旧後に茶色や赤茶色の水が出る場合は、蛇口を全開にしてバケツで受けながら3〜5分程度流し続けましょう。徐々に色が薄くなり、最終的には透明な水に戻ります。

10分以上流しても改善しない場合は、配管の劣化や水道本管のトラブルが考えられるため、水道局や管理会社へ連絡しましょう。

白濁した水はコップで数分間放置し確認する

白く濁った水が出た場合「空気の混入」と「亜鉛の溶出」の2つの可能性があります。見分けるには、コップに水を汲んで2〜3分放置します。

下から徐々に透明になっていくなら空気が原因です。一方、時間が経っても白いままなら、亜鉛などの物質が溶け出している可能性があります。念のため、水道局に水質検査を依頼しましょう。

ゴボゴボ異音がする場合は配管内の空気抜きをする

蛇口や配管から「ゴボゴボ」と異音が聞こえる場合は、該当する蛇口を全開にして、音が完全に止まるまで水を流し続けましょう。配管内に空気が残っているためで、通常は30秒〜1分程度で解消されます。

複数の蛇口で同時に異音がする場合は、元栓近くの配管に空気が溜まっている可能性があります。最も元栓に近い蛇口から順番に、空気抜きをやり直しましょう。改善しない場合や「ドン」といった衝撃音が伴う場合は、ウォーターハンマーの可能性があるため、修理業者への相談が必要です。

水圧が弱い場合はストレーナー(フィルター)を清掃する

復旧後に水の出が悪くなった場合は、蛇口や給水管に設置されているストレーナーを清掃しましょう。キッチンや洗面台の蛇口下部に付いている網目状のフィルターに砂やサビが詰まっている可能性が高いです。

ストレーナーは、工具で簡単に外せます。止水栓を閉めてから蛇口下部のナットを反時計回りに回し、フィルターを取り出して歯ブラシなどで汚れを洗い流しましょう。

洗濯機の給水ホース接続部にもフィルターがあるため、同様に清掃すると効果的です。

給湯器内部のストレーナーは専門知識が必要なため、自分で触らずメーカーや業者に依頼するのがおすすめです。

給湯器がエラー表示する場合はリセット後に再点火する

給湯器のリモコンにエラーコードが表示された場合は、まず取扱説明書でコードの意味を確認しましょう。多くの場合、断水による一時的なエラーで、リセット操作で復旧可能です。

電源ボタンを一度切り、30秒ほど待ってから再度入れ直しましょう。それでもエラーが消えない場合は、ガス供給や内部センサーに問題があるため、修理業者へ相談する必要があります。自己判断で分解したり配線を触ったりすると、保証対象外になるおそれがあるため要注意です。

次回の断水に備えてやるべき5つの事前準備

一度断水を経験すると、次の断水に備えて準備すべきことが明確になります。以下で、実践的な5つの準備項目を解説します。

  • 断水時間・工事の種類の確認
  • 断水前の全蛇口・水道機器の閉栓確認
  • 飲料水の確保
  • 生活用水の確保
  • 家族・同居人との情報共有

計画的な断水に加えて、突発的な断水にも日頃から対策を講じておくことが大切です。

断水時間・工事の種類の確認

計画断水の場合、自治体や管理会社から事前に通知が届きます。通知には断水開始時刻・終了予定時刻・影響範囲・工事の種類が記載されているため、必ず内容を確認しましょう。

水道管の布設替え工事なら多くの場合数時間で復旧しますが、浄水場の設備点検では半日以上かかるケースがあります。断水時間が長い場合は、前日から飲料水や生活用水を多めに準備し、洗濯や入浴は前日中に済ませておきましょう。

また、工事の種類によって必要な準備が異なるため、工事種別を正しく理解し適切な対策を取る必要があります。

上水道工事では「水が出ない」ため、水の確保と給湯器等の設備保護が主な対策です。一方、下水道工事では「水が排水ができない・逆流する」ため、逆流防止措置と排水設備の使用制限が必須です。

断水前の全蛇口・水道機器の閉栓確認

断水前に忘れてはならない最も重要な準備は、全ての給水箇所が確実に閉まっているかの確認です。キッチン・洗面台・浴室・トイレの蛇口はもちろん、見落としがちな屋外の散水栓や洗車用の蛇口も忘れずにチェックしましょう。

洗濯機や食洗機は本体の電源を切るだけでなく、給水栓そのものも閉めておくとより安全です。給湯器については取扱説明書を確認し、断水時推奨の設定(運転停止や電源オフ)にしましょう。

集合住宅では共用部分の散水栓なども確認対象になるため、管理会社からの案内をよく読んでおきましょう。

飲料水の確保

断水中の飲料水は、飲用だけでなく、簡単な調理や歯磨きなどに必要な量を含めて、1人1日3リットルを目安に準備しましょう。最低3日分で1人あたり9リットル、4人家族なら36リットルが必要です。

賞味期限が近づいたら、日常生活で消費して買い替えるローリングストック方式を活用しましょう。

浄水型ウォーターサーバーを利用している家庭でも、タンク内の水だけでは不足する可能性があるため、別途ペットボトルを用意すると安心です。

生活用水の確保

トイレや洗濯、食器洗いに使う生活用水は、1人1日10〜20リットルを目安にします。浴槽に残り湯を溜めておく習慣をつけると、約200リットルの生活用水を常時確保できるため効果的です。

また、ポリタンクや折りたたみ式ウォータータンク(20リットル×2〜3個)を準備すると、自治体の給水車から水を運ぶ際に便利です。

ほかにも、家庭用の雨水利用タンクを設置すれば、雨水をトイレ用水に活用できます。

家族・同居人との情報共有

断水時の対応は、日頃から家族全員で心得ておきましょう。日頃の防災対策と合わせて、年に1回は断水時の対応を確認する機会を設けるのがおすすめです。特に、元栓と各部屋の止水栓の場所は、家族全員が把握する必要があります。スマートフォンで写真を撮り、家族共有のLINEグループに保存すると、緊急時にすぐ確認できて便利です。

高齢の家族がいる場合は、手順書を紙に印刷して冷蔵庫に貼っておくのも効果的です。

賃貸住宅や店舗では、管理会社や大家さんの緊急連絡先も合わせて共有しましょう。

まとめ|断水中に水を出してしまっても、落ち着いて対処すれば大丈夫

断水中に誤って水を出してしまっても、多くの場合は適切な対処で被害を最小限に抑えられます。少量の使用であればそのまま復旧を待ち、復旧後に正しい手順で通水すれば問題ないケースがほとんどです。

もしトラブルが続く場合は、すみやかに専門業者に相談しましょう。

本記事を参考にして、断水後の処理が無事に完了すれば幸いです。

この記事は執筆された時点での情報を元に記載されております。文書・写真・イラスト・リンク等の情報については、慎重に管理しておりますが、閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。 記載内容や権利(写真・イラスト)に関するお問合せ等はこちら

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この記事を書いた人

幼少期に親族が水災に巻き込まれた経験があります。その出来事が私の人生に大きな影響を与え、環境保護へのきっかけとなりました。
このような経験を通じて、被災者やその家族に寄り添いながら、水災の現状や対策について専門的な記事を執筆しています!

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