停電時に冷蔵庫は何時間もつか？冷気の持続時間を長くするポイントや対処法

大型台風や地震が発生すると、停電が長時間にわたり続く場合があります。

そのような時に、多くの方が気になるのは冷蔵庫の中の食料品。特に肉や魚、乳製品など、傷みやすい食品の保存状態が心配になりますよね。

冷蔵庫の冷気は実際にはどれくらいの時間、維持されるのでしょうか？

本記事では、停電時の冷蔵庫の持続時間やその対策について詳しく解説していきます。

計画停電を控えている地域にお住まいの方や停電対策を検討している方は、最後までお読みください。

なお停電時、特に長時間の停電が予想される場合、ポータブル電源は必須です。

このアイテムがあれば、冷蔵庫やほかの家電製品を一時的に動かせ、食料品の鮮度を保つだけでなく、日常生活の中断も最小限に抑えられます。

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停電時に冷蔵庫は何時間もつか？

停電が発生した際に、多くの方が気になるのは「冷蔵庫の中の食品は大丈夫か？」といった疑問です。

冷蔵庫の性能、中に保存している食料品の種類や量、そして扉の開閉頻度によって異なります。

一般的には、冷蔵庫が十分に冷えている状態で停電が発生した場合、約2時間～3時間は冷気を保持可能です。

ただし、冷蔵庫の扉を開けない場合の目安となります。停電後に冷蔵庫の扉を頻繁に開閉すると、冷気の保持時間はさらに短くなります。

停電時の冷蔵庫の反応

停電が発生しても、冷蔵庫内の冷気がすぐに失われるわけではありません。これまでの冷気は一時的には食品を冷やし続けます。

しかし、3時間以上経過すると冷蔵庫内の温度は段々と上昇し、食品の鮮度が落ちてしまうリスクが高まります。

頻繁に冷蔵庫のドアを開けるとどうなる？

冷蔵庫の扉を頻繁に開けると、外部からの温かい空気が冷蔵室に流れ込み、冷気が失われる原因です。

冷蔵庫内の冷気が失われると、温度上昇が加速されるだけでなく、結露が発生しやすくなります。

その結果として、食品の保存状態にも悪影響が出るでしょう。

停電時に冷蔵庫の冷気を長く保つには？

停電時に冷蔵庫の冷気を長く保つには、以下のポイントを押さえる必要があります。

• 冷蔵庫を無駄に開閉しない
• 保冷剤や冷凍食品を冷蔵室に入れる
• 冷蔵庫の容量は最大7割までにする
• 保冷カーテンを利用する

上記4点を実践すると、停電時でも冷蔵庫の冷気をできるだけ長く保てます。食品の鮮度を保つためにも、これらのポイントを意識して対策をしましょう。

冷蔵庫を無駄に開閉しない

冷蔵庫のドアを開けるたびに、冷気が外に逃げてしまいます。特に10秒以上ドアを開けていると、室温は3～5℃も上昇する場合があるため、停電時には控えたいところです。

必要なものを取り出す前に、何を取るのかを決めておき、開閉の回数や時間を最小限にしましょう。

保冷剤や冷凍食品を冷蔵室に入れる

保冷剤や冷凍食品は、冷気を生み出す効果があります。特に、冷蔵室の上部に置けば、冷気が上から下へと流れ、食料品全体を効果的に冷やすことが可能です。

これまで冷蔵庫に何となく貯めていた保冷剤が、このような状況で大いに活躍できます。

冷蔵庫の容量は最大7割までにする

食料品を冷蔵庫に詰め込みすぎると、冷気の流れが悪くなります。

冷気が均等に行き渡るように、冷蔵室には適度なすき間を持たせ、食料品の収納量は最大7割までに抑えるのがおすすめです。

普段から冷蔵庫に食料品を詰め込み過ぎている方は、一度見直すといいかもしれませんね。

保冷カーテンを利用する

保冷カーテンは、冷気の逃げを効果的に防ぎます。外部からの熱の侵入を遮断する効果もあり、ドアを開けた際の冷気の逃げを最小限に抑えることが可能です。

特に、停電時に冷蔵庫を開ける場合に保冷カーテンは有効なアイテムとなります。価格も1枚1,000円前後と手軽に購入できるでしょう。

停電時に冷蔵庫の食料品をクーラーボックスに移すのをおすすめしない理由

停電が起きた場合に、冷蔵庫の中身をクーラーボックスに移動させる方が一定数いますが、以下の理由からおすすめできません。

• 取り出す際に温度が変動するから
• クーラーボックスの断熱効果に限界があるから
• 移動する手間がかかるから

順番に見ていきましょう。

取り出す際に温度が変動するから

食料品を冷蔵庫から取り出してクーラーボックスに移す際、たとえ短時間であっても、食品の温度が上昇します。

温度が上昇すると、食料品が傷む原因になりやすいです。そのため、そのまま冷蔵庫内で保存する方がいいでしょう。

クーラーボックスの断熱効果に限界があるから

クーラーボックスには一定の断熱機能が備わっていますが、冷蔵庫の断熱性能はそれを上回ります。

冷蔵庫はコンプレッサー（空気圧縮機）を使用して冷却するため、高い断熱性能を持ち、長時間冷たい状態を維持できます。

また、冷蔵庫の断熱材の厚さは、多くの場合、クーラーボックスよりも厚く、冷気の逃げにくい構造です。

そのため、停電時でも冷蔵庫は食品をより長く冷やし続けられるわけです。

さらに、クーラーボックスを冷やすために、必要な大量の保冷剤を常備している家庭は少ないでしょう。

そのため、クーラーボックス内で十分な冷却環境を維持するのは難しくなります。

移動する手間がかかるから

冷蔵庫に保存している食料品をすべてクーラーボックスに移す作業は、意外と時間と労力がかかります。

特に家族が多い場合や、大量の食品を保存している場合には、移動作業が大変になるでしょう。この手間を考えると、食品を冷蔵庫にそのまま保存しておく方が効率的です。

停電が長引いたときの対処法

停電が長時間続くと、冷蔵庫内の食料品の鮮度や安全性が気になるものです。以下の対処法を参考にして、食料品の安全を確保しましょう。

• 生鮮食品は早めに処分する
• 冷蔵庫から水漏れしていないか確認する

詳細は以下の通りです。

生鮮食品は早めに処分する

停電が3時間以上続く場合は、生鮮食品、特に肉や魚、乳製品などは早めに調理または処分を検討しましょう。

停電中は電気コンロや電子レンジなどの調理器具が使えないため、カセットコンロやガスボンベを使用すると便利です。

この機会に一家に1台、準備しておくといいかもしれません。

停電時も美味しいご飯を食べたいと、思う方も多いでしょう。いくつかのポイントを下記の記事で紹介しているので、ぜひチェックしてください。

冷蔵庫から水漏れしていないか確認する

停電により、冷蔵庫内の霜が溶けたり、冷凍食品が解凍されたりして水漏れが発生する恐れがあります。

この水漏れは、電源が復旧した際に漏電の原因となる場合があるため、定期的に確認し、水分は拭き取ってください。

もし、水漏れを確認した場合は、冷蔵庫の電源プラグを抜いた方が安全です。

普段からやっておきたい4つの冷蔵庫の停電対策

停電が発生した際に、冷蔵庫の中の食料品を安全に保つための対策は欠かせません。以下の方法を取り入れて、停電時のリスクを最小限にしましょう。

• 冷蔵室はすき間をあけておく
• 保冷剤や凍らせたペットボトルを予め用意しておく
• 停電が予想される場合に冷蔵室の量を減らす
• ポータブル電源を用意しておく

いずれも日頃から簡単にできるものばかりです。

冷蔵室はすき間をあけておく

冷蔵室には適切なスペースを確保することが大切です。冷蔵室を詰め込みすぎると、冷気が均等に行き渡らなくなり、冷却効率が低下します。

その結果、冷えにくくなり、余計な電力を消費してしまう場合があります。冷蔵室に入れる食料品は最大7割までとし、省エネの観点からも食品の配置には普段から気をつけましょう。

一方冷凍室に関しては、9割以上詰め込むことで、食材同士が冷やし合い、冷却効率が向上します。保冷剤や凍らせたペットボトルを活用し、空間を最小限にすれば、効率的な冷凍が可能です。

保冷剤や凍らせたペットボトルを予め用意しておく

停電時、冷蔵庫の冷気を維持するために、保冷剤や凍らせたペットボトルはとても役立ちます。

なぜなら、冷蔵庫内の温度を一定期間安定させる効果があるからです。特に、ペットボトルを事前に冷凍しておくと、冷蔵庫の温度を長時間低温に維持できます。

停電が予想される場合や夏場の時期にストックしておくと、冷蔵庫の温度上昇を防ぐことが可能です。

また、外出時にもこれらのアイテムは活用できるため、日常的に多目的で使えるメリットもあります。

下記の記事では、夏場に停電したときの暑さ対策を解説しています。

停電が予想される場合に冷蔵室の量を減らす

停電が予想される際は、冷蔵庫の中を適切に調整することが重要です。特に計画停電のような予告がある場合、冷蔵庫の中身を整理し、過剰な食料品を事前に消費することをおすすめします。

冷蔵庫が一杯になっていると、冷気の循環が悪くなるため、数日間の買い物を控えるなどして、食料品を減らしましょう。

この対策により、停電時でも冷蔵庫の冷気を最大限に保持できます。

ポータブル電源を用意しておく

一般的に停電後、冷蔵庫の冷気は3時間くらいまで保たれます。

しかし、長時間の停電が予想される場合、ポータブル電源を用意しておくと、食料品の鮮度を保つことが可能です。

ほかの家電製品にも使えるため、ライフラインを維持する上で非常に役立ちます。

Jackery社のポータブル電源が停電時におすすめの理由

ポータブル電源を取り扱っている会社はいくつかありますが、Jackery社は以下の特長から特におすすめです。

• 高い安全性が認められている
• 手頃な価格帯から取り扱っている
• 最短翌日発送
• 電源の回収が無料

それぞれチェックしましょう。

高い安全性が認められている

Jackery社のポータブル電源は、一般社団法人防災安全協会から「防災製品等推奨品」として認定されています。

この第三者機関による認定は、商品の安全性の高さを示しており、多くの方に安心して利用してもらえると考えられます。

手頃な価格帯から取り扱っている

Jackery社では、29,800円（税込）からポータブル電源を取り扱っています。

ただし、冷蔵庫は1日に約800Wh～1,500Whの電力を消費するため、大容量のポータブル電源が必要です。

大容量のモデルは冷蔵庫を長時間稼働させられ、1,500～2,000Whの容量は180,000円～200,000円の価格帯となります。

セール時期には、30％オフの価格での購入も期待できます。

最短翌日発送

Jackery社からの注文は最短で翌日に発送されます。

また、送料は離島を除き、日本全国無料です。

電源回収が無料

使用後のポータブル電源は、Jackery社での回収が可能です。送料は必要ですが、それ以外の費用は発生しません。

停電時の冷蔵庫に関してよくある質問

最後に、停電時の冷蔵庫に関してよくある質問をまとめました。

停電後に冷蔵庫の電源を切るべきですか？

停電中、冷蔵庫の電源は自動的にオフになります。しかし、停電が解消された際に突然の電流が流れて、機器に負担をかける場合があります。

そのため、安全のため電源をオフにすることをおすすめします。

停電時に冷凍食品が解凍されてしまったら再び冷凍しても良いですか？

食料品が一度解凍されると、その品質や安全性が低下するリスクが高まります。特に生鮮食品は再冷凍は避けるべきです。すぐに食べないのであれば、処分した方がいいでしょう。

停電が復旧した後、冷蔵庫の中の食料品はどれくらいの期間で食べきるべきですか？

停電の期間や冷蔵庫内の食料品の種類によって異なりますが、生鮮食品や乳製品は24時間以内に消費することが望ましいです。

この24時間を過ぎてしまう場合、食品の品質や安全性が確保できない恐れがあるため、無理に食べるよりは処分することをおすすめします。

停電で冷蔵庫が壊れる場合はありますか？

冷蔵庫内での水漏れや漏電が原因で故障するリスクがあります。定期的な点検やメンテナンスが必要です。

停電したとき、冷蔵庫の電源プラグは抜いたほうがいいでしょうか？

通常、電源プラグを抜く必要はありません。

しかし、長時間の停電が予想される場合や予告されている場合は、電源プラグを抜いておくことで、停電復旧時の冷蔵庫への負荷を抑えられます。

さらに、電力超過による保護装置が作動するのも防ぐことが可能です。

まとめ：停電時に冷蔵庫の冷気が維持できるのは3時間

停電すると、冷蔵庫の冷気は約3時間で失われるため、事前に以下のような対策が必要となります。

• 冷蔵室はすき間をあけておく
• 保冷剤や凍らせたペットボトルを予め用意しておく
• 停電が予想される場合に冷蔵室の量を減らす
• ポータブル電源を用意しておく

特に停電が数時間以上続く場合、ポータブル電源の準備は非常に有効です。ポータブル電源が使えれば、冷蔵庫を一定期間、通常通り利用できます。

Jackery社のポータブル電源は、以下のような特徴からおすすめです。

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