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災害時にスマホのバッテリーはどれくらい使える?推奨しない理由や長持ちさせるポイント

「災害時にスマホのバッテリーだけでどのくらい役に立つ?」
「いつでも救助を呼べる備えをするには一体どうすれば?」
などと不安に感じていないでしょうか?
災害時、スマホは情報収集・家族との連絡・位置情報の共有・ライト代わりなど、文字通り命綱になります。一方で、停電が起きると充電できないうえ、通信混雑や不安からの利用増で、想像以上にバッテリーを消耗しがちです。
内閣府「防災基本計画」では、家庭の備えとして最低3日間、推奨1週間分の食料・飲料水などの備蓄に加え、懐中電灯や乾電池などの準備も挙げられています。このように記載されているのは、公的支援がすぐ届かない状況を想定し、まずは自分で3日間をしのぐ前提が置かれているからです。
では、その3日間を「スマホを使える状態」で乗り切れるでしょうか。小容量のモバイルバッテリー1台だけだと、家族分の充電や情報収集の頻度次第で心許ないケースもあります。
本記事では、スマホのバッテリーを少しでも長持ちさせるコツや、ポータブル電源を備えておくべき理由について紹介します。最後まで読めば、いざという時の命綱を太くして災害に備えられるので、安心です。
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災害時にスマホのバッテリーは何mAhあれば3日間しのげるのか?
結論から言うと、必要な容量はスマホの利用頻度(情報収集・連絡・地図・ライト)によって大きく変わります。目安として、単身者でも20,000mAhクラスを用意しておくと、3日間の連絡手段を維持するハードルが下がります。
現在のスマホのバッテリー容量は機種差がありますが、3,000〜5,000mAh前後が一般的です。たとえば4,000mAhのスマホを想定すると、3日間で満充電相当を3回確保したい場合、単純計算では約12,000mAhが必要になります。
ただし、モバイルバッテリーからスマホへ充電する際は、電圧変換や発熱などでロスが発生し、実際に取り出せる電力量はカタログ値より少なくなります。このような損失を見込むと、10,000mAh級では心許ない場面が出やすく、余裕を見て20,000mAh以上を選ぶのが現実的です。
なお、普段持ち歩く5,000mAh程度のモバイルバッテリーは、スマホを満充電1回分に満たないケースも少なくありません。そのため、節電の工夫に加えて、ポータブル電源を用意しておくことが大切です。
家族がいる場合にモバイルバッテリーだけで詰む理由
災害時に家族全員の安全を守るには、さまざまな事態に備えた十分な電力確保が必要です。以下で、家族がいる場合にモバイルバッテリーだけでは対応しきれない3つの理由を解説します。
- 必要な電力量を確保できないから
- 利用用途が限定されるから
- 充電待ちのストレスが起きるから
モバイルバッテリーだけでは、家族の人数が多いほどより深刻な限界に直面します。順番に見ていきましょう。
理由①|必要な電力量を確保できないから
災害時に家族全員分の必要電力量を確保するとき、モバイルバッテリーだけでは圧倒的に不足します。災害時にはSNSやニュース確認、地図アプリなど、平常時より多くのバッテリーを消耗します。
1人あたり1日2回の満充電のためには、スマホのバッテリー容量約3,000mAh×2回で、6,000mAhが必要です。4人家族なら、たった1日で24,000mAhの電力が必要な計算です。
電力が復旧するまでの3日間では、24,000mAh×3で合計72,000mAhの大容量が求められます。市販されている20,000mAh程度のモバイルバッテリーでは、家族全員の3日間分の電力を賄うことは不可能です。
理由②|利用用途が限定されるから
2つ目の理由は、モバイルバッテリーでは利用用途が限定されてしまうことです。モバイルバッテリーはUSB出力しか備えておらず、また小電力なため、動かせるのはハンディファン程度に限られます。
真夏の停電では扇風機やサーキュレーターがあると、暑さによる体調悪化を防ぎやすくなります。真冬は電気毛布があると、寒さで体力を削られにくいのがメリットです。
多くの家電製品はAC電源が必要で、扇風機では15~37W、電気毛布では55W程度の電力が必要です。アダプターでモバイルバッテリーの出力形状を合わせたとしても、消費電力が大きすぎて瞬時にバッテリーが空になってしまいます。
災害関連死の原因に高齢者の熱中症や低体温症が多く報告されており、家庭内での温度管理の重要性が指摘されています。モバイルバッテリーだけでは、災害関連死のリスクから家族を守れません。
理由③|充電待ちのストレスが起きるから
3つ目の理由は、充電待ちのストレスが起きることです。モバイルバッテリーは通常1~2ポートしか搭載していないため、家族4名が同時に充電しようと殺到した場合、物理的に挿せるポートが足りません。
災害時の極限状態では、バッテリー残量が減ることへの恐怖は想像以上です。しかし、スマホのフル充電には、一般的に2〜3時間かかります。「常に100%にしておきたい」不安感とともに充電の順番待ちをするのは、避難生活において大きなストレスです。
生活上の機能を集約したスマホが使えない不安は、災害時には生存に関わる恐怖にまで拡大します。
災害時にスマホのバッテリーを持たせるためのポイント
災害発生時にスマホを少しでも長く使い続けるためには、バッテリーの消費を最小限に抑える工夫が不可欠です。以下で、災害時に実践すべき5つのバッテリー節約ポイントをご紹介します。
- 低電力モードへ切り替える
- 画面の明るさを最低限まで下げる
- バックグラウンドで動く機能を止める
- できるだけ通話しない
- スマホを触る頻度を減らす
災害発生直後に適切な設定を行えば、限られた電力を最大限に活用できます。
ポイント①|低電力モードへ切り替える
災害発生後にまず見直すべき設定は、低電力モードへの切り替えです。低電力モードは、スマホのバックグラウンド処理を減らし、バッテリーの駆動時間を延ばす機能です。バッテリー残量に関わらず、災害時には必ずオンにしましょう。
iPhoneなら「低電力モード」、Androidなら「バッテリーセーバー」をオンにすることで、消費電力量を抑えられます。
設定方法は、iPhoneの場合は「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」をオンにします。Androidの場合は「設定」→「電池」または「バッテリー」→「バッテリーセーバー」をオンにすれば完了です。
ポイント②|画面の明るさを最低限まで下げる
2つ目のポイントは、画面の明るさを最低限まで下げることです。スマホの電力消費は画面点灯に左右され、明るければ明るいほど電力を消費します。
明るさ100%と0%では、約2.4倍の差が生じるスマホ機種も存在します。見やすさとバッテリーのバランスを取るなら20〜30%程度が最適です。「明るさの自動調節」機能をオフにし、手動で文字が読めるギリギリまで暗くして試してみましょう。
有機ELディスプレイの機種であれば、ダークモード設定も有効です。黒基調の画面表示にすれば、さらに節電効果が期待できます。
ポイント③|バックグラウンドで動く機能を止める
3つ目のポイントは、バックグラウンドで動く機能を止めることです。Wi-FiやBluetooth、AirDropなどの通信機能をオフにすれば、待機電力をカットできます。
特に、裏で稼働し続ける「位置情報(GPS)」は電力を大きく消費するため、マップアプリを使う時以外は切るようにしましょう。アプリごとに使用を許可する「このAppの使用中のみ許可」に設定すると、アプリを使用していない時は位置情報を取得しません 。
また、Androidには独自の機能で、Wi-FiとBluetoothの両方を使って周囲にある対応デバイスを常に探し続ける仕組みがあります。信号を検出するために送信出力を上げることがあり、消費電力が想定以上に大きくなる場合があるため、停止させておきましょう。「設定」→「接続済みのデバイス」→「接続の設定」から無効化できます。
ポイント④|できるだけ通話しない
4つ目のポイントは、できるだけ通話しないことです。音声通話は数分間回線を占有するため、数秒で送信が完了するテキスト送信に比べてバッテリー消費が大きいです。また回線が混雑している時に何度もリトライすると、さらにバッテリーを消耗させます。
スタンプや短いメッセージの方がサーバー負荷が大きい時でも短時間で送信しやすく、バッテリー消費を抑えられます。安否確認には災害用伝言板やLINE等のSNSを活用するのがおすすめです。
通話はどうしても、必要なときだけに限定しましょう。
ポイント⑤|スマホを触る頻度を減らす
5つ目のポイントは、スマホを触る頻度を減らすことです。
災害時は不安からニュースやSNSを無意識に開きがちですが、目的のないスクロールや頻繁な更新はバッテリーを早く消耗させます。画面の点灯や通信を繰り返すだけでも消費は積み重なり、気づいたときには残量が減っていることも珍しくありません。
対策には「毎時00分に情報を確認する」「朝・昼・夜の3回に絞る」などルールを決めるのがおすすめです。それ以外は、画面を消してスリープ状態にしておきましょう。電波が極端に悪い場所では一時的に「機内モード」にして通信そのものを遮断し、バッテリー残量を守るのも効果的です。計画的に情報収集を行い、無駄な画面点灯を避けることでバッテリーを延命できます。
Jackeryの実績は、ポータブル電源とソーラーパネルの販売台数が600万台突破、創立14年です。あらゆる用途で、ぴったりの一台が見つかります。
災害時にポータブル電源が使えるメリット
ポータブル電源は、スマホを充電するためだけのものではなく、災害時に家族全員の安全を守る電力インフラです。以下で、災害時のポータブル電源による4つのメリットを紹介します。
- 家族全員のスマホを何回でも充電できる
- 避難場所で温度管理ができる
- 温かい食事を取れる
- 照明を長時間点灯させられる
順番に見ていきましょう。
メリット①|家族全員のスマホを何回でも充電できる
1つ目のメリットは、家族全員のスマホを何回でも充電できることです。大容量モデルのポータブル電源があれば、家族4人のスマホを3日間通して満充電を維持できます。
500Whの容量であれば、一般的なスマホを25~30回ほど充電できるため、1人あたり6~7回程度の充電が可能です。ポータブル電源に備わっているUSB端子で充電すれば、変換効率が良いためより有効です。
災害時にバッテリーの心配から解放されることは、被災者に大きな安心感を与えます。頻繁に安否確認もでき、ゲーム・動画視聴などの子供の気晴らしにも寛容になれます。
メリット②|避難場所で温度管理ができる
2つ目のメリットは、避難場所で温度管理ができることです。エアコン停止による真夏の熱中症や真冬の低体温症が、災害関連死の原因のひとつに挙げられます。家電製品を上手に使わなければ、厳しい災害環境の中で命は守れません。
コンセントを備えたポータブル電源があれば、扇風機やサーキュレーターを回して涼をとったり、電気毛布で暖を取ったりできます。電気毛布の最大消費電力は55W程度、小型扇風機は15~37W程度なため、1,000Wh以上のポータブル電源があれば、10~15時間使用可能です。
特に高齢者や乳幼児がいる家庭では、適切な温度管理が生死を分けるケースがあります。ポータブル電源による冷暖房は、命を守る要です。
メリット③|温かい食事を取れる
3つ目のメリットは、温かい食事を取れることです。災害時に配給される非常食は、冷たいおにぎりやパンなどになりがちです。
しかし、ポータブル電源があれば電気ケトルでお湯を沸かし、カップ麺やアルファ米などを温かい状態で食べられます。消費電力1,000Wの電気ケトルで0.8リットルのお湯を沸かすのに3~4分、1,300W前後なら約140mlのカップ1杯がおよそ1分で沸かせます。
温かい食事は身体を温めるだけでなく、災害時の心理的ストレスを和らげるのに効果的です。特に冬場の避難生活では、体温維持と精神面の安定の両方において大きな支えになります 。
メリット④|照明を長時間点灯させられる
4つ目のメリットは、照明を長時間点灯させられることです。ポータブル電源があれば、普段使っているスタンドライトだけでなく、投光器などの強力な照明も長時間に渡り点灯可能です。懐中電灯やランタンだけでは心もとない夜間でも、十分な明るさを確保できます。
停電した夜の暗闇は想像以上に不安なため、十分な明るさは避難生活に安心感をもたらします。特に小さな子供がいる家庭では、恐怖心を和らげる大切な要素です。
災害用ポータブル電源の失敗しない選び方
災害に備えてポータブル電源を購入しようとしても、どのモデルを選べばよいのか迷ってしまいます。以下で、災害用ポータブル電源を選ぶ際に失敗しない3つの選び方を紹介します。
- 1,000Wh以上の容量があるタイプを選ぶ
- 定格出力1,000W以上のタイプを選ぶ
- リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しているタイプを選ぶ
容量や出力、バッテリーの種類などをしっかりチェックしましょう。
選び方①|1,000Wh以上の容量があるタイプを選ぶ
1つ目の選び方は、1,000Wh以上の容量があるタイプを選ぶことです。特に家族がいるなら、1,000Wh以上のモデルは必要不可欠です。
500Wh程度の小容量モデルでは、家族4人分のスマホ充電だけで大半の容量を消費してしまいます。1,000Whあればスマホを充電しつつ、暖房器具や調理家電を併用しても2~3日は持ち堪えられます。
容量1,000Whで定格出力1,500Wのモデルなら、ドライヤーや電子レンジなど消費電力が大きい家電製品も動かせるのでさらに便利です。スマホの充電だけでなく、照明や調理、温度管理まで考えると、1,000Wh以上の容量が安心の目安といえます。
選び方②|定格出力1,500W以上のタイプを選ぶ
2つ目の選び方は、定格出力1,500W以上のタイプを選ぶことです。バッテリー選びにおいて、容量と並んで重要なのが定格出力です。定格出力とは、安定して出力できる最大の電力量を指します。定格出力1,500Wなら、ドライヤーやホットプレート、電気ケトルなど一般家庭で使う多くの家電製品が問題なく使えます。
要注意なのは、製品によっては容量が1,000Wで定格出力が1,000Wの機種がある点です。定格出力1,000Wのモデルでは、ファンヒーターや炊飯器など特に消費電力の高い家電製品は動かない恐れがあります。
定格出力1,500W以上のモデルなら、日常生活に必要な家電のほとんどをカバーできるためおすすめです。
選び方③|リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しているタイプ選ぶ
3つ目の選び方は、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しているタイプを選ぶことです。リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは電池寿命が従来品の約2〜3倍と長く、10年以上の長期間に渡り使用できます。
従来の三元系リチウムイオン電池は、バッテリーを何回フルに充放電できるかを示すサイクル数が500~2,000回程度です。対してリン酸鉄系は、1,500~4,000回とさらに高性能を誇ります。熱を蓄積しにくい構造のため発火の危険性が低いのも、リン酸鉄系をおすすめするポイントです。
長寿命で安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池搭載モデルを選ぶことが、ポータブル電源選びで失敗しないポイントです。
まとめ|災害時のスマホバッテリーの使い道は限定的
災害発生時にスマホ内蔵のバッテリーだけでは、3日間の停電に対応できません。単身者でも20,000mAh以上のモバイルバッテリーが必要で、家族がいる場合はさらに大容量が求められます。
しかし、モバイルバッテリーではUSB出力しか使えないため、スマホ充電以外の用途に対応できない問題が残ります。しっかりと防災対策するなら、備蓄リストの電源に関する項目を見直し、ポータブル電源の導入を検討しましょう。
平常時にポータブル電源を準備しておけば、災害が起きた時の緊急時のストレス緩和に大きく役立ちます。
Jackeryの実績は、ポータブル電源とソーラーパネルの販売台数が600万台突破、創立14年です。あらゆる用途で、ぴったりの一台が見つかります。

