防災グッズでいらなかったものは?地震災害時に本当に必要なものを解説!

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「防災グッズを揃えてみたものの、本番になって初めて要らないとわかった」過去に被災経験のある方から、ときおり聞かれる経験談です。

しかし、地震災害においては特有の傾向を把握し準備すれば、防災グッズとのミスマッチを回避できます。

本記事では、いらなかった防災グッズを過去の災害例から検証し、地震災害時に本当に役に立つ防災グッズの選び方を解説します。最後まで読めば無駄のない防災準備が整い、落ち着いて災害に備えられます。

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目次

【結論】地震災害の特性を踏まえて防災グッズを選ぶのがおすすめ

地震災害の特性を踏まえて準備を進めると、いらなかった防災グッズで後悔しなくなります。なぜなら、地震災害の特性を理解すれば、災害発生後に直面する問題が想定できるため、防災グッズとのミスマッチが生まれないからです。

地震は、いつどこで起こるか予測できない突発性、家屋の倒壊、そして避難生活の長期化といった過酷な状況をもたらす可能性があります。これらの特性をしっかりと理解することが、本当に必要な防災グッズを選ぶための第一歩です。

それでも迷うなら、まずは「命を守るアイテム」を揃えることから始めましょう。

地震の際に実はいらなかった防災グッズ

過去の地震災害で、いらなかったと言われる防災グッズを挙げます。機能が十分でなかったり簡便な代替品があったりするので、よく検討しましょう。

  • 手回しラジオ
  • 大型テント
  • 毛布
  • コンパス
  • ロープ
  • 使い捨て食器
  • ヘルメット
  • ろうそく
  • 乾パン

手回しラジオ

手回しラジオは、ハンドルを数分間回し続けて発電しラジオを聞く仕組みです。ハンドルが思いのほか重いため、長時間聞けるほど充電するのが億劫になり、結局使われないケースが多くあります。

高齢者の方やお子さんでも、すぐに使える乾電池式がおすすめです。

大型テント

家屋が使えないほど倒壊した場合、避難所へ退避するケースがほとんどなので、大型テントを準備しても使えません。避難所では、金具が床や地面を傷つける、共有スペースに限りがあるなどの理由から使用を禁止している場合もあります。

毛布

毛布はかさばって持ち運びしにくいので、避難行動の妨げになる場合があります。また、濡れてしまうと保温効果がなくなり使用できません。したがって、他の防犯グッズと比べて優先順位は低いと言えます。

コンパクトなアルミブランケットの方がより実用的です。

コンパス

コンパスを頼りに方位を調べて避難するケースはほとんどないので、たとえ被災時でも使いません。自宅から避難所までの経路は、日頃の準備として事前に確認しておく事が重要です。

もし必要な場合は、スマートフォンに入っているコンパスアプリを活用しましょう。

ロープ

ロープは結び方に専門的な技術が必要なので、なかなか効果的に使えません。特に救助活動や緊急脱出などの際には、結び方や運用方法について経験がある方でないと逆に危険な場合があります。

もし建物の2階などからの避難に備えるなら、専用の避難ロープを準備しましょう。

使い捨て食器

洗い物ができない災害現場でも、お皿にラップをかけて使えば洗わずに済むので、使い捨て食器は使いません。また、紙製の使い捨て食器は保管中に湿気で使用できなくなる、置き場を取るといった問題もあります。

できるだけごみを出さないという観点からも、使い捨て食器は防災グッズとしては不向きです。

ヘルメット

地震が発生した時にすぐ近くに置いてあるとは限らないので、そのまま使わずに終わってしまうケースがあります。避難する際は、収納にも場所を取らない防災頭巾を活用しましょう。

すでに準備している場合は、使われているプラスチックの耐用年数が3~5年であることに注意しましょう。

ろうそく

LEDライトにコンビニ袋を被せて簡易照明にすれば、必要ありません。むしろ、ろうそくは火災リスクがあるので、防災グッズとしては不適格です。

また、多くの避難所では火災予防のためろうそくの使用が禁止されています。

乾パン

保存期間は長いが実際の食べ物としてはあまりに味気なく、結局誰も食べなかったケースがあります。十分な水がないと食べにくく、水の確保が重要な災害時には不向きです。

味も良く栄養価も高い避難食の方がおすすめです。

役に立つ防災グッズは状況によって異なる

実際に本番で役に立つ防災グッズは、状況によって異なることに注意しましょう。

  • 自宅避難と避難所避難で異なる
  • 季節によって異なる
  • 家族構成によって異なる

状況が変わった場合は、その都度準備した中身を見直す習慣も大事です。

自宅避難と避難所避難で異なる

自宅避難と避難所では、環境が違うため異なる防災グッズが必要です。

自宅避難用セットに加えて、すぐに持ち出せるようにコンパクトな避難所用セットを準備しておけば安心して使えます。

具体的には、避難所は集団生活であることを前提とした備えをしましょう。感染予防のマスクや手指の消毒剤、熟睡するためのアイマスクや耳栓などが必要です。

また、近年は避難生活者を狙った悪質な犯罪者にも注意しなければなりません。特に、小さなお子さんや女性は、身を守るためのホイッスルなどを用意し、常時携行するのが無難です。

季節によって異なる

災害はいつ発生するかわからないため、季節ごとに入れ替えなくてはならない防災グッズがあります。衣服や夏冬の気温対策品(使い捨てカイロや小型扇風機)などを、衣替えのタイミングで見直しましょう。

家族構成によって異なる

家族構成によっては、本番で意外なものが役に立ちます。乳幼児がいる家庭では、お湯がなくても調乳できる液体タイプのミルクが便利です。

また、薬をふだんから飲んでいる高齢の方で、お薬手帳のコピーが役に立ったケースがあります。

2016年に起きた熊本地震では、お薬手帳のコピーを防災バッグに入れていた方が、避難所で適切な投薬を受けられた実例が報告されています。

同じような家族構成同士で、情報交換をするのも有効です。

地震の際に役に立った防災グッズ

過去の地震の際、下記の防災グッズが役に立ちます。

  • 水と食料
  • 家具転倒防止グッズ(L字金具・突っ張り棒)
  • 照明器具と充電グッズ
  • カセットコンロとガスボンベ
  • 非常用トイレ(便器設置タイプ)
  • 充電式クリーナー
  • 厚底の靴とスリッパ
  • オムツ防臭袋
  • 薬や救急セット
  • ポータブル電源

被災者の体験から語られるリアルな防災が見えてきます。

水と食料

地震発生時に最も必要だった防災グッズは、水と食料です。その理由は、被災直後は物流が完全に停止する可能性が高く、支援物資の到着までに数日かかる可能性があるからです。

水は、調理や簡単な身体の清潔維持に使う分も含めて、1人あたり1日3リットルを目安に、1週間分を確保しましょう。

食料は、まず冷蔵庫の中の食材で約2日分をしのげると想定し、それに加えて常温保存可能な食品を3日分備蓄します。非常食は、普段から食べ慣れているレトルト食品やフリーズドライ食品を中心に選ぶのがおすすめです。

家具転倒防止グッズ(L字金具・突っ張り棒)

いつ起こるかわからない地震に備えるには、平常時に設置した家具の転倒防止グッズが役に立ちます。実際に過去の地震災害においては、家具の転倒による死亡事例と、固定しておいた事による効果が報告されています。

2024年1月1日に発生した能登半島地震では、家屋の倒壊や家具の転倒などが原因の「圧死」が、全体の41%を占めました。しかし、ある被災者の住宅では、固定された家具が倒れなかったことですぐに避難できた実例があります。

重いものは棚の下段に置くなどの対策と合わせて、家具の転倒防止グッズを活用しましょう。

照明器具と充電グッズ

地震災害時では、暗闇の対策として照明器具が役に立ちます。家族それぞれにひとつの準備があると、なお安心です。

電気の復旧はライフラインの中で最も早いため、スマートフォンの充電は乾電池式充電器でまかなえます。携帯ラジオにも使えるように、できるだけ共通の型の電池が使えるものを選びましょう。

カセットコンロとガスボンベ

カセットコンロとガスボンベは、防災グッズとして思った以上に役に立ちます。

被災生活中でも温かい食事が取れることは、単に空腹を満たすだけでなく、精神的な安定にも大きく貢献します。特に、寒冷期の災害時には、温かい食事や飲み物が体調維持に不可欠です。

ガスボンベは7日分(1日2回の使用で計14本)程度の備蓄がおすすめです。カセットコンロは調理以外にも、水の煮沸による飲料水の確保や、消毒にも使用できます。

非常用トイレ(便器設置タイプ)

非常用トイレは、被災時にもっとも役に立った防災グッズのひとつです。水や食料と違い、支援物資としてあまり届きにくく、共有トイレを使用することになります。

ひとりが1日に平均で5~6回使うと仮定して、家族全員で10日間持たせることを目安に準備しましょう。

トイレ環境が不潔な時のストレスは、精神的にも身体的にも大きな負担です。十分な非常用トイレの備蓄は、避難生活に不可欠です。

充電式クリーナー

地震発生後の復旧作業で、意外に役に立つのが充電式クリーナーです。地震で散乱したガラスの破片や、天井材の細かな破片を除去できるからです。

素足で歩く可能性のある自宅では、必ず細かな破片を除去しなければなりません。

また、粉塵の除去は、呼吸器系の健康を守るためにも重要です。自宅での避難生活において、充電式クリーナーは重要な防災グッズとして役に立ちます。

厚底の靴とスリッパ

地震発生後に避難したり被災地で行動したりするには、頑丈な厚底の靴が必須です。

地震直後の屋外は、ガラスや建材の破片が散乱しています。足を保護できる厚底靴を、すぐに出せる場所に用意しておきましょう。

また避難所生活では、室内用のスリッパも不可欠です。共同生活の中でトイレや洗面所へ移動する時、素足では衛生面のリスクが高くなるからです。

避難所の床は冷たく固いため、不快感を軽減するためにもスリッパを準備しましょう。

オムツ防臭袋

非常用トイレから出る汚物の不快な臭いを閉じ込めるために、オムツ防臭袋はとても役に立ちます。マンション住まいの場合、戸建て住宅と違い汚物を置いておく庭がありません。

しかし、人が生活する空間に汚物を保管することは衛生上大きな問題であり、ストレス悪化の原因にもなります。感染症予防の観点からも、適切な汚物処理は重要です。

防臭・抗菌効果があり、密閉性も高いオムツ防臭袋は、ごみ収集が再開するまでの必須の防災グッズです。

薬や救急セット

薬や救急セットが、生命に関わる防災グッズとして重要であることは明らかです。

医師から処方された薬は他の人と共有できないため、自分で確保しなければなりません。特に慢性疾患のある方は、ふだん服用している薬が途切れることで症状の悪化を招いてしまいます。

また、被災時はガラスの破片による切り傷や転倒など、様々な怪我のリスクが高まります。自身で応急手当を行うためにも、救急セットは不可欠です。

ポータブル電源

大地震の発生直後から、私たちの生活に電気は不可欠です。特に、情報収集や通信手段の確保が生命線となるため、スマートフォンやタブレットなどの通信機器を充電できる環境はなくてはなりません。

注意したいのは、地震の場合は停電が広域で発生し、復旧までに時間がかかるリスクが高いことです。そのため、1台のポータブル電源に頼るのではなく、容量の異なる複数台を用意しておくと安心できます。

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用意した防災グッズを無駄にしないポイント

防災グッズを「買って満足」で終わらせてしまうと、いざ本番になった時に役に立たない恐れがあります。用意した防災グッズを確実に有効活用するための、以下のチェックポイントを確認することをおすすめします。

  • 定期的な点検・見直しを習慣化する
  • 防災グッズの使い方を事前に確認する
  • 家族で避難計画を定期的に更新する

定期的な点検・見直しを習慣化する

賞味期限のある食料は「ローリングストック法」を活用しましょう。古いものから日常生活で消費し、新しいものを補充する習慣をつけることで、常に新鮮な非常食を準備できます。

また、ポータブル電源やモバイルバッテリーは、使用しないまま放置すると劣化する可能性があります。月1回の充電を心がけ、確実に本番で使えるようにしましょう。

防災グッズの点検は、月初めや特定の曜日など、覚えやすい日時を決めて行うと習慣化しやすくなります。

防災グッズの使い方を事前に確認する

本番で使えない事態を避けるために、防災グッズの使い方を事前に確認する必要があります。

特に、非常用トイレは、組み立て方や使用方法を実際に体験するとが重要です。凝固剤の使い方や汚物の処理方法など、災害時に初めて使うと戸惑う場合が多いからです。

また、休日に疑似避難生活を体験すると、防災グッズの使い勝手や不足しているものが具体的に分かります。

電気やガス、水道を使わない生活を想定し、カセットコンロやLEDライトだけでの生活を試しましょう。実際に体験してみることで必要なものが明確になり、より実践的な防災準備が整います。

家族で避難計画を定期的に更新する

家族構成や生活環境の変化に応じて、避難計画を定期的に更新することは有効です。

子どもの成長に合わせて必要な防災グッズは変化します。また、家族の通勤・通学先が変われば、避難経路や集合場所も変わります。高齢者や要介護者がいる場合は、その方の状況に常に合わせなければなりません。

疑似避難生活を実施する際に、現在の生活パターンに合った避難計画を再確認しましょう。現状に合った避難計画にブラッシュアップし続けることで、防災グッズの無駄もなくせます。

まとめ:地震災害特有の対策で無駄のない備えをしよう

地震災害に有効な防災グッズを準備するには、地震災害ならではの特性を理解し、必要なものを柔軟に選ぶことが重要です。

地震災害は突発的で、建物とインフラの大規模な破壊をともない、結果として避難生活が長期化する傾向があります。

まず命を守ることを達成したら、次に壊された日常生活を何とか繋いで、やがて来る復旧を待ちましょう。本記事で紹介した防災グッズが、それぞれの場面で有効活用されれば幸いです。

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この記事を書いた人

幼少期に親族が水災に巻き込まれた経験があります。その出来事が私の人生に大きな影響を与え、環境保護へのきっかけとなりました。
このような経験を通じて、被災者やその家族に寄り添いながら、水災の現状や対策について専門的な記事を執筆しています!

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