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【豪雨対策でできること6選】豪雨の定義や集中豪雨後の対策を解説
豪雨対策は実際に何をしたらいいのでしょうか?
毎年、梅雨時期や台風シーズンに発生することが多い豪雨は、住んでいる地域によっては避けられない現実です。そのため、事前に適切な豪雨対策を行うことが非常に重要です。
本記事では、実際に今すぐにできる豪雨対策を中心に解説していきます。
集中豪雨が発生した後の対策や復旧方法についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
この記事であれば、豪雨対策がバッチリできるのでしっかり読み進めてくださいね!
絶対に知っておきたい!豪雨対策でできること
早速ですが、豪雨対策でできることは以下の6つです。
- ハザードマップを見ておく
- 避難経路を確認する
- 天気予報を日頃からチェックする
- 定期的に家やその周辺を点検する
- 避難グッズを用意する
- 大雨対策グッズを用意する
簡単にできる順にご説明します。
ハザードマップを見ておく
ハザードマップとは、避難場所や避難経路・防災関係施設などが表示された地図のことで、防災マップとも呼ばれています。
各自治体が用意しているハザードマップには、土砂災害の危険箇所や急傾斜地の被害想定区域なども掲載されています。万が一の際に備えて、自分が住んでいる場所のリスクを確認しましょう。
ただし、マップを見ても分かりづらい場合は、以下のサイトが役立ちます。
〇ハザードマップポータルサイト
このサイトでは、災害リスク情報を地図に重ねて表示してくれるため、視覚的に確認しやすいです。
ハザードマップを活用し、事前に自宅周辺の危険度を確認することで万が一のときに迷わずに避難できるようになります。
もし、引越しの予定がある方は、災害リスクの少ない場所を選ぶようにしましょう。
避難を迅速に進めるよりも、災害リスクの少ない場所に住む方がはるかに大切です。
避難経路を確認する
避難経路の確認は、豪雨対策の基本中の基本です。
ハザードマップには避難場所が記載されていますが、自宅から避難場所までの安全な経路は事前に確認しておく必要があります。これを怠ると、緊急時に迅速に避難できないため、被害の拡大や命の危険が増すリスクがあります。
実際に自宅から避難場所までの道のりを歩いて確認しましょう。
徒歩で何分かかるのかや、途中で危険な箇所がないかなど、注意点をチェックしておくことで、いざという時に迷わず避難できるようになります。
天気予報を日頃からチェックする
豪雨対策には、日頃から天気予報をチェックすることも大切です。なぜなら、大雨や豪雨の予報は事前に知らせられることが多く、水害などのリスクについても同時に知らせてくれるからです。
特に台風が通過するときは、集中豪雨になる可能性が高いため、天気予報を欠かさずチェックしましょう。
テレビだけでなく、パソコンやスマホからも気象情報を確認できます。スマホアプリなどを活用することで、いつでもどこでも最新の天気情報を入手できるため、より効果的な豪雨対策が可能です。
定期的に家やその周辺を点検する
大雨や集中豪雨のときに家が崩壊しないように、定期的に家やその周辺を点検する必要があります。
具体的には以下の点です。
- 雨戸や瓦、雨どいなどが傷んでいないか
- 排水溝に詰まりがないか
- 外壁に傷や亀裂がないか
- 植木鉢や物干し竿が飛ばされるリスクがないか
また、家の敷地の高さが低い場合、陸閘(りっこう)と呼ばれる門を設置することも検討しましょう。これにより、水の流れを抑制し家屋への影響を軽減できます。防水壁を設置することも有効です。
定期的な点検とメンテナンスにより、家屋への被害を最小限に抑えられます。
避難グッズを用意する
災害時に避難が必要になった場合に避難グッズが役立ちます。以下のアイテムを事前に用意しましょう。
- 食料品:缶詰やレトルト食品、乾パンなど、賞味期限が長く、調理が容易なもの
- 日用品:携帯用の電池式ラジオや懐中電灯、スペアの電池、マッチやライター、カセットコンロなどの調理器具、食器類、ウェットティッシュ、ビニール袋など
- 医薬品: 救急箱には絆創膏、ガーゼ、消毒液、痛み止め、胃腸薬、かゆみ止めなど
- 貴重品やお金: 避難時に持ち出す貴重品や必要書類、現金、パスポート、住民票、保険証、通帳、印鑑など
- 衣類:防寒着や雨具、着替え、タオル、下着など
1つのバッグに入れるなどしてまとめておくと便利です。緊急時にすぐに行動できるように備えておく必要があります。
事前にシミュレーションする
避難グッズを用意するといっても、「何をどれくらい準備したらいいか?」と悩む方も多いでしょう。
東京都では、災害時に備えるために、簡単な質問に答えるだけで必要な備蓄品やその量をシミュレーションできるサイトを用意しています。
このサイトは登録不要で無料で利用できますので、ぜひ試してみてください。
○東京備蓄ナビ
https://www.bichiku.metro.tokyo.lg.jp/
避難グッズはセットで買っておくのもおすすめ
先ほどご紹介した避難グッズは、一つずつ準備するのは思いのほか時間がかかりますし、大変です。そのため、セットになっているものを購入するのがおすすめです。
Defend Future(ディフェンドフューチャー)では、防災セットが1つ13,800円(税込)で購入できます。ダイナモラジオやヘルメットなど取り扱っています。
防災士が災害後3日間生き抜くことを前提に考えたセットプランです。見積もりや相談は無料で実施しています。
大雨対策グッズを用意する
自宅の浸水を防ぐために、大雨対策グッズを用意しておくと安心です。
具体的なおすすめアイテムは、以下の表でまとめました。
アイテム名 |
説明 |
土のう |
窓やドアの外側に積み重ねて浸水を防ぎます。災害時には品切れになりやすいため、事前に用意するのがおすすめです。 |
止水板 |
窓やドアに取り付けて地下に水が流れ込むのを防ぐ板です。ホームセンターなどで購入できます。 |
ゴミ袋 |
土のうが手に入らない場合、水を入れることで代用できます。2~3重にすると破けにくくなります。 |
ダンボール |
箱にして上記の水のうを入れて、レジャーシートで包むと止水板のような役割を果たします。 |
救命胴衣や浮き輪 |
浸水が激しくなった場合に救命胴衣や浮き輪があれば安心です。子どもやペット用なども取り扱いがあります。 |
これらの大雨対策グッズを用意し、緊急時にすぐに持ち出せることが大切です。
また、大雨や集中豪雨が原因で停電が二次災害として発生する場合があります。その対策については以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
>>【家庭でできる停電対策は?】停電の原因やおすすめグッズを紹介
そもそも豪雨とは?わかりやすく解説
豪雨とは、一般的に大量の雨が短時間に降る現象を指しますが、気象庁の公式サイトでは「豪雨は著しい災害が発生した顕著な大雨現象」と記載されています。
豪雨は通常「○○豪雨」と表現され、その名称は大雨災害名や地域的に定着した災害通称を引用する形で使用されます。予報や警報、気象情報では「豪雨」は単一用語として用いられません。
また「集中豪雨」という言葉もよく聞かれます。これは、同じ場所で数時間にわたって強く降る雨で、100㎜から数百㎜の雨量をもたらす現象です。
一方「大雨」とは、災害が発生するおそれのある雨のことで、該当期間に30㎜以上の降水量があることを指します。
これらの言葉は雨の量や影響の度合いによって使い分けられるので、念のために知っておきましょう。
参照:国土交通省|気象庁
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kousui.html
過去にあった○○豪雨一覧
過去に発生した著名な豪雨災害は以下の通りです。記憶に新しいものもあるのではないでしょうか。
- 静岡県熱海市豪雨:2021年7月3日
- 熊本県球磨川決壊:2020年7月4日
- 西日本豪雨:2018年6月28日~7月8日
- 九州北部豪雨:2017年7月5日~6日
これらの災害は特に7月上旬に発生しており、この時期は梅雨前線の全盛期です。梅雨前線が本州付近に停滞することで、大量の雨が降るケースが多くなります。
残念なことに、私たち人間の力でこのような豪雨をなくすことはできません。事前に情報をキャッチして対策することが重要です。
二次被害として水害が発生する場合もあるため、以下の記事をチェックして、水害対策方法や歴史について知識を得ましょう。
>>水害が多くなってる原因は?水害対策方法&歴史も見てみよう!
○○豪雨で発生する二次災害について
○○豪雨が発生すると、多くの場合二次災害が発生します。二次災害とは、主たる災害の影響で引き起こされるさらなる被害のことです。
具体的には、土砂災害や浸水、地盤沈下、断水・停電などの二次災害があります。これらの災害は、交通障害や健康被害を引き起こすリスクも伴います。
先にご紹介した豪雨対策を実施することで、二次災害による被害を最小限に抑えることが可能です。
むしろ、この二次被害の方が被害としては大きいと言えるでしょう。
事前準備や対策で被害を最小限に抑えられるため、普段からの心がけが大切です。
避難するタイミングはレベル4
集中豪雨や台風などがあると、市区町村や警察、消防から避難勧告や避難指示が出る場合があります。
水害や土砂崩れの被害が発生する恐れがあるからです。
以下の表はその被害をレベル分けしたものです。
レベル |
避難情報 |
雨の情報 |
5:緊急安全確保 |
避難できずに命が危険な状況 |
大雨特別警報 |
4:避難指示 |
全員が対象 |
土砂災害警報情報 |
3:高齢者等避難 |
高齢者や障害がある方、その支援者などが対象 |
大雨警報 |
2:大雨・洪水・高潮注意報 |
– |
大雨注意報 |
1:早期注意報 |
– |
– |
参考:(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201906/2.html)を元に著者が作成
レベル3から避難し始める方がいて、レベル4に達すると全員が避難しなければなりません。レベル5の発令まで待つのはNGです。
自分の命は自分で守る意識を持って行動しましょう。
集中豪雨後の対策について
集中豪雨後にやるべき対策がいくつかあります。
- 安全確認と家屋の点検
- 清掃作業とゴミ処理
- 保険や補償制度の活用
- メンタルケア
上記4点を欠かさずに行いましょう。
安全確認と家屋の点検
集中豪雨が収まったあとは、家屋の安全確認と点検作業を行う必要があります。
具体的に下記をチェックしましょう。
- 倒木や土砂、ガス漏れなどの危険な状況がないか
- 屋根、壁、床、窓、ドアなどが損傷していないか
- 電気やガス、水道の供給が復旧しているか
- 家具や家電が浸水していないか
災害後の安全確認と点検は、二次災害を防ぐために重要な作業です。必要に応じて修理などをする必要があります。
十分な注意を払い、周囲の安全も確保しましょう。
清掃作業とゴミ処理
豪雨による浸水被害が発生した場合、清掃作業とゴミ処理が重要です。自宅が浸水した際、想像以上に泥やゴミが散乱し、混沌とした状況になります。
作業を進める上で、以下のポイントに注意しましょう。
- 個人防護具(手袋、長靴、マスク)を着用する
- シャベルや掃除機などの器具、重機を活用して効率的な作業を行う
- ゴミの分別と適切な処理方法を確認し、実行する
- 近隣住民と協力し、地域全体の清掃活動に参加する
災害を受けた家屋で再度、住めるように清掃するには時間がかかるでしょう。
保険や補償制度の活用
加入している保険があれば、補償を受けられる場合があります。火災保険で自然災害の保証が含まれている場合、補償内容を確認しましょう。
さらに、災害救助金などの公的支援制度も利用できるか調べてみてください。自治体の公式サイトや窓口で申請方法や手続きに関する情報を確認するのがおすすめです。
メンタルケア
災害は心身に大きなストレスを与えるため、メンタルケアが重要です。以下の方法で心のケアを行いましょう。
- 身近な人と話し合いや相談を行う
- 深呼吸やリラクセーション法でストレスを緩和する
- 必要に応じて専門家(カウンセラーや心理士)へ相談する
- 地域や自治体が提供する相談窓口を活用する
いずれもシンプルにストレスや不安を解消することです。間違っても自分ひとりで悩みを抱え込んではいけません。
友人や家族と共有し、自分の辛い状況を話し合いましょう。
まとめ:豪雨対策は日頃から備えることが大切
豪雨対策として以下をご紹介しました。
- ハザードマップを見ておく
- 避難経路を確認する
- 天気予報を日頃からチェックする
- 定期的に家やその周辺を点検する
- 避難グッズを用意する
- 大雨対策グッズを用意する
いずれもすぐに実行できる対策です。いざと言うときのために、事前の準備は大切です。
避難グッズについては、何も用意していない方が多いかもしれません。
避難グッズについては、まだ用意していない方も多いでしょう。Defend Future(ディフェンドフューチャー)では、ワンセット13,800円(税込)でリーズナブルに提供しています。
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