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台風備えはどうしたらいい?正しく解説致します!
年々、台風被害が深刻になっていますね。
以前は関東にくるのも稀だった台風も、近頃は台風の時期に差し掛かるたびに関東上陸の予報が出ることも少なくありません。
そこで、今回は台風の備えについて解説します。
「台風が他人事じゃなくなってきた。今年も不安なのでどう備えたら良いか知りたい」
「台風の備えって具体的にどうしたらいいの?何を確認して何を用意したら良いの?」
このようにお悩みの方は是非、本記事を参考にしてください。
台風に備える
まずは大まかに、台風備えとはどういったことをしたら良いのかのお話しです。
台風に備える場合、事前にできることと上陸予報が出た時点でできることがあります。
台風備えというと、台風が来る直前ぐらいにする行動と思われがちですが、実際は台風の時期以外にも備えておくことが重要です。
何故なら台風が来るとなると、あなたのご近所の台風備えをしてこなかった方もスーパーやホームセンターなどに行って台風備えに必要なものを購入するためです。
それが一人や二人なら問題ないのですが、多くの人が同じものを買い求めると当然売り切れてしまいます。
運が悪いと、台風備えをするために買い出しに行っても時すでに遅し。軒並み売り切れていたということにもなりかねません。
何も備えられなかったうえに台風が直撃なんてことになれば、不安でしかありませんよね。
そうならないためにも、台風の時期以外でも台風備えをしておきましょう。
ただし、台風の時期以外の台風備えをしていれば十分というわけではなく、台風直前にする台風備えも重要ですのでこちらもチェックしておきたいところです。
次項から、台風備えで事前にできること、台風予報が出た時点でできることを分けて紹介します。
台風備えで事前にできる7つのこと
- ハザードマップの確認
- 避難所はどこにあるのか確認
- 側溝・排水溝の掃除
- 屋根や堀・壁の点検または補強
- 非常品の備蓄
- 緊急連絡手段の話し合い
- 近所の土砂災害がおこりそうな場所をチェック
台風備えで事前にできることは上の7つです。
それぞれどのように備えるのか詳しく見て行きましょう。
台風備え事前編1.ハザードマップの確認
ハザードマップは河川の氾濫や堤防決壊などの水害時の被害を最小限にする目的で作られたマップです。浸水予想区域や避難場所・避難経路などの情報が載っています。
台風時には河川の氾濫がおこる地域もありますから、必ず確認しておきましょう。
また、避難所についても記載がありますので、そちらも併せて確認しておきましょう。地域によってはイラストを交えた防災ブックも交付していますので、そちらも併せてチェックしておくと更に安心ですね。
台風備え事前編2.避難所はどこにあるのか確認
台風備えでも必ず確認しておきたいのが避難所の場所です。
ハザードマップにも記載がありますが、実際に歩いて向かってみるようにもしてください。
台風直前でも風が強く、視界が悪い中での避難もあり得ますから、しっかりたどり着けるように事前に避難所の場所を見ておきましょう。
台風備え事前編3.側溝・排水溝の掃除
台風にしっかり備えるため、水害防止として側溝や排水溝の水はけも良くしておく必要があります。台風の時は雨の量が尋常じゃありません。
しっかり水はけを良くしておくことで冠水被害防止にも繋がりますので、必ず側溝や排水溝の掃除をしておくようにしましょう。
台風備え事前編4.屋根や塀・壁の点検または補強
台風の時、外は雨風が吹き荒れる嵐です。
屋根が吹き飛ぶなんてことも実際にありますので、屋根や塀・壁の点検をしておくようにしましょう。
前年度に屋根が一部飛んでそのままにしているという方は、台風の時期に差し掛かる前に必ず修理しておきます。
また、持ち家の方は前回の点検時からどれくらい経っているかを確認し、必要であれば補強もしておきましょう。
カーポートなどもサポート柱を検討しておくとより安心ですね。
台風備え事前編5.非常品の備蓄
台風の時に非常品がしっかりまとまってあるととても安心です。
万が一の時にさっと非難するためにも必ず非常品の準備・備蓄、そして非常品の備蓄をまとめておくようにしてください。
台風時にあると助かる非常品チェックリストは以下になります。
- 懐中電灯
- 懐中電灯の予備の電池
- 着替え
- タオル類
- 箱ティッシュ
- 使い捨てカイロ
- 防災頭巾やヘルメット
- 笛
- ライターやマッチ
- 筆記用具
- 救急薬品
- 携帯ラジオ
- 貴重品
- 公衆電話用の10円
- 非常用食料(乾パン・クラッカー・レトルト食品・缶詰・粉ミルクなど)
- 水
- マスク
- 消毒液
- ビニール袋
- ガムテープ
このほかにも、手回し充電器があると便利です。防水機能のあるリュックなどにいれておきましょう。
防災グッズとしてまとめて売られているものを用意しておくのもおすすめです。
もし上記のリストを別々に買うのが大変・多すぎて混乱する!という場合は防災グッズ(防災リュック)を購入しておきましょう。ピースアップであれば、防災士がおすすめセットを用意しています。
幼い子供がいるご家庭の場合は、調理不要の離乳食なども用意しておきたいですね。
台風備え事前編6.緊急連絡手段の話し合い
台風がきたときに、家族や友人でどのように連絡を取るか決めておきます。
例えば災害時、相手のことが心配で思わず連絡をとりたくなるものですが、実際に被災している方からしてみるとスマホの充電がなくなる上にスマホでラジオを聞いている場合は電話ひとつで情報を聞くツールを失うわけですから大損害になってしまいます。
場合によっては命取りになりますので、緊急連絡手段の話し合いは必ずしておくようにしてください。
例えば安否を聞きたい場合はLINEなどでスタンプ一つにとどめるなど、決めておくと安心です。家族であれば、台風時にやむを得ない外出がありその間に避難するとなった場合にどのように連絡するか、どこに避難するかなども話し合っておくと良いでしょう。
一人暮らしの場合も、家族や友人にあらかじめ台風の時の連絡先について伝えておくといざという時に安心です。
台風備え事前編7.近所の土砂災害がおこりそうな場所をチェック
台風備えで直前にできる12のこと
- 台風情報の確認
- 家の周りを点検
- 窓などを補強
- 雨戸を閉める
- 庭などにある植木鉢などは家の中にしまっておく
- 開いている窓はないかチェックし鍵もしめる
- 浸水の可能性を考慮して浸水が起こりうる階の場合は家財・家電を移動させコンセントを抜く
- 風呂桶に水をためる
- 防災グッズを再点検
- スマホの充電をしっかりしておく
- 家でしのぐ場合はカップラーメンやお菓子など用意
- 停電時でも暇つぶしになる遊び道具を用意
台風備えで直前にできるのは上の12つです。それぞれどのように備えるのか見て行きましょう。
台風備え直前編1.台風情報の確認
台風の進路は予想とずれるものだと思っておきましょう。
「台風がこっちくるみたいだけど、うちはそこまでの被害はなさそう」
とのんびりしていると、いつの間にか進路がずれて直撃になったという事もあり得ます。台風情報をNHKや気象庁のサイトなどでしっかり確認し、どれくらいの規模であるかなども把握しておきましょう。
台風備え直前編2.家の周りを点検
塀がある場合は補強、家に入れられないものがある場合は飛ばされないように固定するようにしてください。飛んでしまうと周りにも迷惑になりますから、こちらはしっかりと対策しましょう。
台風備え直前編3.窓などを補強
雨戸がない窓(出窓など含む)は補強します。
ガムテープや養成テープなどを貼るのもいいですが、できれば外からベニヤ板を釘で打ち付けるほうが安心です。
ガムテープや養成テープは補強というよりは、万が一ガラスが割れた時に散らばらないようにする意味合いで役立つものです。しっかり補強する場合はベニヤ板などを利用します。
ただ釘でベニヤ板を打ち付けるのはハードルが高い場合もありますよね。そんな時は、室内からプラスチック段ボールやダンボールなどを窓に貼っておくという手もあります。
材料を準備していなくてない場合はブルーシートを利用するなど、工夫して対策していきましょう。窓の補強はyoutubeなどでも補強動画を公開しているアカウントもありますので、そちらを参考にするのも手ですよ。
台風備え直前編4.雨戸を閉める
台風が本格的にやってくる前に、雨戸を閉めておきましょう。
雨戸があってもめったに開け閉めしないという場合、雨戸の隙間に枯れ葉などが入り、中々開け閉めできないということもありますので、こちらは事前に開けたり閉めたりできるかチェックしておくと安心です。
台風備え直前編5.庭などにある植木鉢などは家の中にしまっておく
庭・ベランダなどにある植木鉢などは必ず家の中にしまっておきます。台風の風で植木鉢が舞うと、近所まで飛んでいってしまう可能性もありえます。
最悪、近所の人の家の窓などを割ってしまう可能性もありますし、近所で植木鉢自体が割れて怪我の原因にもなりかねませんから事故防止の意味合いでも植木鉢などはしまっておくようにしてください。
同様に、犬など外に繋いでいるといったご家庭は犬も家の中にいれておきましょう。
室外機などはエアコンカバーがあると便利です。
台風備え直前編6.開いている窓はないかチェックし鍵もしめる
台風時に窓が少し開いているだけでも危険なので必ず窓が閉まっているかどうかもチェックしてください。
こちらは何度チェックしてもいいくらいです。鍵もしめるようにすると安心ですね。
何故窓が少しでも開いていると危険なのかというと、窓からの風で家具が倒れ事故の原因になるほか、場合によっては内側からの風圧で屋根が飛んでしまう危険性もはらんでいるからです。
台風の時に窓がガタガタ揺れて不安にはなりますが、開いている方が危ないので必ず閉めるようにしてください。
台風備え直前編7.浸水の可能性を考慮して浸水が起こりうる階の場合は家財・家電を移動させコンセントを抜く
マンションやアパート・一軒家でも、浸水時に水に浸かりそうな場所にある家財や家電は被害にあわなさそうな場所に避難させておきます。
動かせられない家電(冷蔵庫など)はコンセントを抜くなどしておきましょう。
台風備え直前編8.風呂桶に水をためる
断水対策として、風呂桶(お風呂の浴槽)に水をためておくようにしてください。風呂桶以外にも、開いたペットボトルに水を入れておくと安心です。
風呂桶の水はトイレで利用できますし、ペットボトルに入れた水は飲み水などにも活用できます。
台風備え直前編9.防災グッズを再点検
防災グッズがしっかりあるか再度チェックしてください。食料などは賞味期限・消費期限が切れていないかも見ておきましょう。
足りないものがあれば、台風が本格的に来る前に買い足しておきます。
台風備え直前編10.スマホの充電をしっかりしておく
台風の時に頼りになるのがスマホですが、停電になることも可能性として考え充電もしっかりしておくようにしてください。
また、SNSの通知などはオフにしておくと電池の節約につながります。省エネモードなどもオンにしておきましょう。
台風備え直前編11.家でしのぐ場合はカップラーメンやお菓子など用意
台風の時でもお腹はすきます。台風が来てしまった後は外に出られないと考え、カップラーメンやお菓子などを用意しておきましょう。
勿論インスタントラーメンなどでも可能です。
カップラーメンやインスタントラーメンはお湯がない場合でも水で作れますので、その意味でも用意しておくと安心です。外の様子を見てまだ雨や風が弱く買い物にいける状態であれば場合は、こういった即席めんなどを買っておきましょう。
余裕があれば、ご飯を炊いておにぎりなど作っておいても良いでしょう。台風時に食べられる作り置きのおかずなどもあるとより良いですが、作りすぎた場合、季節が夏という事もあり食べ物が傷んでしまう場合もありますので食べられる分だけにしておきましょう。
台風備え直前編12.停電時でも暇つぶしになる遊び道具を用意
台風の時はとにかく不安になる事も多いですが、実際のところ暇です。
なので暇つぶしになる遊び道具も用意しておきましょう。電気がなくても暇をつぶせるものがあると停電時でも安心です。
特に子どもは台風の暇つぶしがあると不安もまぎれるのでできれば用意しておくと良いですね。ダイソーなどで子供向けのグッズを購入、お絵描きが好きなお子さんであればお絵描き帳などの画材を買っておくと中々役立つのでおすすめです。
その他
ハザードマップや避難場所も再度チェックしておいてください。
万が一に備え、防災リュックを玄関などに用意しておくようにしましょう。車を持っている方は、車にガソリンをいれておくとガソリンの重さで車が安定するので安心です。
台風直前だとガソリンスタンドもこんでしまうので、できれば台風が来る2日前などに入れておくようにしましょう。
「調理不要」の離乳食があると便利!
もしご家庭に小さな子供がいらっしゃる場合は、調理不要の離乳食があると便利です。調理不要の離乳食とは、必要な調理がなく電気不要で食べられる離乳食です。
そのため停電時や避難時でも食べられますから、是非揃えておきたいですね。
ただお子さんによっては食べなれない食べ物は食べたくない意思の固い子もいらっしゃいますから、台風以外でも慣れのために取り入れてみるとより安心です。調理不要の離乳食以外にも、液体ミルクもありますので、台風の停電時に備えミルクもあると良いでしょう。
まとめ
台風の備えについて紹介しました。台風備えは事前にするものと直前にするもので内容が変わります。
どちらもしっかり対策することで、安全度が上がりますから是非取り入れてみてくださいね。
特に防災リュックはあると便利です。普段は必要ない防災対策ですが、台風備えは命を守る上で大切なこと。
是非取り組んでみてください。