津波から命が助かった!ライフジャケットの効果や種類・選び方を解説

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突然の津波に遭遇した際、適切な装備がなかったら、大切な命を守れるでしょうか。

ライフジャケットは、津波に溺れずに生き延びるための強力な装備です。

本記事では、津波から命を守るためのライフジャケットの効果や種類、そして自分に最適なモデルの選び方について詳しく解説します。

津波が襲う瞬間に備えて、どのようなライフジャケットを選べばいいのかなどのポイントを押さえ、命を守るための知識を身につけましょう。

本記事を参考にしていただければ、どんなライフジャケットが自分に最適かがわかります。

ぜひ最後までお読み下さい。

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目次

【結論】津波の際にライフジャケットはマストアイテム

ライフジャケットの着用は、津波による死亡、行方不明者の減少に極めて有効です。

ライフジャケットを着用することで、船舶からの海中転落時の生存率が2倍以上になるというデータがあります。

引用:国土交通省「ライフジャケットの着用義務拡大」

非常に強力で迅速に襲ってくる津波に飲まれると、どんなに泳ぎが得意な方でも、自力だけで安全なところまで泳ぎ切るのは困難です。

しかし、ライフジャケットを着用することで、浮力を確保し、体力を節約できます。

救助されるまでの時間を稼ぐことができるので、生存の可能性が大幅に向上します。

ライフジャケットは、命を守るための、シンプルかつマストなアイテムです。

日本は津波が発生しやすい?

島国である日本は、津波が発生しやすいと言われています。

四方を海に囲まれていて、海岸線が長い国土を有する日本ならではの特徴です。

津波が発生しやすいと言われる理由

日本で津波が発生しやすいと言われる理由は、日本の地理的条件にあります。

日本列島が位置する場所は太平洋の環太平洋火山帯で、そもそも地震が頻繁に発生しやすい地域です。

特に、日本周辺には太平洋プレートやフィリピン海プレートなどのプレート境界が多く存在しています。

その結果、プレートの沈み込みや衝突によって大規模な地震が起きて、津波が発生してしまうのです。

日本は、どこに行っても津波が発生しやすい国であるといえます。

発生しやすい場所

日本の中でも特に、東北地方の太平洋沿岸や四国・九州地方の太平洋沿岸は、大規模な地震と津波が頻繁に発生しています。

津波が発生しやすい主な理由は

  • プレートの境界線に近い地域であるから
  • いったん起きた津波が、大きな水害に発展しやすい地形であるから

などが挙げられます。

大きな水害に発展しやすい地形には、以下のような種類と理由があり、該当する地域は注意が必要です。

種類理由
海岸に近い地帯満潮時に海面の高さよりも低い土地は、堤防が決壊したときに大被害を受ける可能性がある
遠浅海岸・湾岸・河口部遠浅海岸は水深が急に深くなりやすく、湾の奥の土地も高潮の時に水位が上がるおそれがある

津波に対する警戒を強め、日頃から充分な備えをしておきましょう。

津波が来ても安心!ライフジャケットの主な効果

万が一津波が発生し、海水に流されても、ライフジャケットを着用していれば、以下のような効果が得られます。

  • 浮力を確保できる
  • 安全に避難しやすくなる
  • 体温を維持できる
  • パニックにならずに済む

自力だけで泳ぎ切るよりも、生還できる確率が大幅に上がります。

浮力を確保できる

ライフジャケットを着用しないまま津波に飲み込まれると、多くの場合渦に引き込まれて浮上できなくなります。

わずか波高50cmほどの津波でも、水中で発生した渦に巻き込まれて、水面に浮かび上がることができなくなるといった実験結果もあるほどです。

しかし、ライフジャケットを着用していれば、頭部が水上に出るので呼吸もできます。

津波による激しい流れや高波の中で浮力を確保することは、呼吸を確保し溺れることを防ぐための最重要課題です。

安全に避難しやすくなる

避難中にがれきや激流に足を取られて転倒すると、起き上がれずにそのまま流されてしまいます。

ライフジャケットを着用していれば、体を浮かせられるので、続けて避難行動が取れる可能性が高まります。

また、押し寄せるがれきなどの漂流物による衝撃から体を守れるのも、大きなメリットのひとつです。

明るい色や反射材が付いていれば、救助隊から見つけやすくなる効果も期待できます。

さまざまな危険要因をひとつずつ回避することによって、結果的に安全に避難できる可能性が大きく高まります。

体温を維持できる

ライフジャケットを着用していれば、水中での体温低下を遅らせ、低体温症になるまでの時間を延ばせます。

その理由は、ライフジャケットを着用していれば、水とふれる面積が少なくなり、致命的な低体温症になるリスクを減らせるからです。

冬の海で水温が0~1℃では1時間ほどで、低体温症になる場合があります。

水温が20℃でも、6~8時間を過ぎると同様の危険性が生じます。

水中での低体温症を防ぐには、ライフジャケットを着用し、膝をかかえるように体をできるかぎり丸める姿勢を取ってください。

パニックにならずに済む

ライフジャケットを着用することにより、パニックにならずに落ち着いて対処できる可能性が大幅に高まります。

ライフジャケットを着用した方が、高波にさらわれたあと、4時間も海面を漂流して救助が来るのを待てた体験談があります。

一方で、水深が1mにも満たない浅瀬でパニックになり、溺れてしまったダイビングの事故例も報告されています。

大量の水の中から生還するには、いかにパニックに陥らずに対処できるかがとても重要です。

ライフジャケットの浮力は、水難時の精神状態を安定させるためにも、心強い存在となってくれます。

ライフジャケットの種類

ライフジャケットには、どんな種類があるのでしょうか。

構造・形状別に4つに分類して解説します。

  • 固定式
  • 膨張式
  • 気体密封式
  • ハイブリット式

それぞれに特徴やメリットがあるので、用途に応じて選びましょう。

固定式

固定式は、浮力体に発砲プラスチック等の固型物を使用しており、シンプルな構造です。

デフォルトの状態で浮力が確保されています。

そのため、操作やメンテナンスの必要性がなく、パニックに陥っても安全性が高いのが特徴です。

形状としては、チョッキ式、首掛け式、ジャンパー式があります。

膨張式

膨張式は、浮力体として炭酸ガス等を使用するため、非常に薄くコンパクトです。

動きのあるアクティビティで、動きやすさを重要視するなら、膨張式はストレスにならず集中できます。

膨脹方法としては、自動式(水に浸かると自動的に膨脹)と手動式(膨脹作動用の紐を引くことで膨脹)の2種類があります。

形状としては、首掛け式、ポーチ式、ベルト式、ジャンバー式があります。

気体密封式

気体を密封した気密性の袋を内蔵したもので、外観上は固型式と似ていますが、非常に柔らかく軽く作られています。

気密性の袋を保護するため、表面に薄い固型の浮力材を併用しています。

ハイブリット式

ハイブリット式は、固型式と膨脹式の両方があります。固型の浮力材だけでも最低限の浮力を有していますが、膨脹させると十分な浮力です。

固型式のものより、固型の浮力材が少ないことから、コンパクトなのが特徴です。

ライフジャケットのおすすめの選び方

ライフジャケットの選び方について解説します。

以下の4つの項目について選ぶことをおすすめします。

  • 使用目的に合わせる
  • サイズとフィット感を確認する
  • 浮力を確認する
  • 便利な機能が付いている

用途と使用する方に合わせて、最適なモデルを選びましょう。

使用目的に合わせる

使用目的が異なる「レジャー用」と「国土交通省型式承認」の2種類があります。

以下のような違いを確認しましょう。

使用目的用途特徴
レジャー用(CS・CE承認取得)・釣り
・カヤッキング
・ウォータースキーなど
・浮力をもとに決められた業界基準(CS)
・小型船舶の法定備品としては使用できない
・価格が比較的手頃
国土交通省型式承認(JCI検定品)・商船
・漁船
・遊覧船など
・国交省承認
・素材や色、強度等について試験を行う
・試験で浮力を確認(5.85kg以上~7.5kg以上)
・価格が比較的高い

それぞれ特徴があるので、用途や価格で選ぶといいでしょう。

津波などの災害時対応には、着水するとセンサーが水を感知し自動で膨張する自動膨張タイプがおすすめです。

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サイズとフィット感を確認する

ライフジャケットを着用する際には、落水時に脱げたりすることがないように、ファスナーやバックルなどをしっかりと締めて着用してください。

ライフジャケットと体の間に隙間ができないように、ベルトを調節することも重要です。

また、ライフジャケットの多くは胸囲を基本としたサイズ表記をしています。

自分の胸囲を測り、それに合ったサイズのライフジャケットを選びましょう。

可能であれば試着し、動きやすさや着心地を確認できればなお安心です。

試着の際は、特に以下の点を確認してください。

  • 水中から頭が浮くように浮力体が胸の高さまで上がっていること
  • 浅くて流れのないところで水の中に入り、浮力や着用感に違和感がないこと

ライフジャケットは適切に装着することにより、命を守る重要な役割を果たします。

浮力を確認する

ライフジャケットの浮力は、浮力体が入った固定式タイプと、ボンベが入った膨張式のタイプの2種類があります。

固定式ライフジャケットは、浮力体が内蔵されており、その浮力体がつねに着用者を浮かべる助けとなっているのが特徴です。

一方、膨張式ライフジャケットは、ガスボンベが内蔵されており、そのガスを放出して必要に応じて浮力体を膨張させることで浮力を生じさせるのが特徴です。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、以下にまとめました。

種類メリットデメリット
固定式・メンテナンスが簡単
・安価なものが多い
・保管時にかさばる
・動きにくい
・夏場は通気性が悪い
膨張式・軽い
・保管時にかさばらない
・携帯性が高い
・通気性がいい
・価格が高い
・定期的にボンベを交換する手間とコスト
・小さい子どもには不向き

これらの違いを理解することで、自分のニーズに合ったライフジャケットを選べます。

便利な機能が付いている

浮力以外にも、追加装備や付属品として便利な機能が充実しているモデルもあります。

  • 着用者の頭が水に浸からない形状になっていて、水を飲み込まないように顔を保護するタイプ
  • 反射部分とホイッスルが付いており、視界が悪いときや夜間に着用者の位置を確認しやすくなっているタイプ
  • 落下した船への自動通報や周辺の全船への通報、救助隊への通報などの携帯用位置指示無線機能があるタイプ

基本的な救命機能に加えて、さまざまな追加装備を備えたモデルがあります。

ライフジャケットを選ぶ時の参考にしてください。

ライフジャケットを選ぶ際の注意点

ライフジャケットを選ぶ際には、いくつかの注意点があります。

  • すぐに着用できるか
  • 正しい着用方法ができるか

適切なライフジャケットを選んで、緊急時でも確実に役立つように準備してください。

すぐに着用できるか

ライフジャケットを選ぶ際には、津波のような緊急事態にすぐに着用でき、迅速に避難できるかが重要です。

例えば、前開きのジッパーや簡単に締められるベルトが付いていると着脱が簡単にできます。

ほかにも、ファスナーやクイックリリースバックルが付いているモデルは、素早く着脱できるので、おすすめです。

特に子供の場合、準備に時間がかかることが多いため、簡単で直感的に理解できるものを選びましょう。

正しい着用方法ができるか

ライフジャケットの効果を最大限に引き出すためには、正しい着用が不可欠です。

適切に着用されていないライフジャケットは、浮力が不足したり、身体から外れてしまうことがあります。

そのため、ライフジャケットを選ぶ際には、着用方法がわかりやすいかを確認することが重要です。

また、実際に購入する前に試着してみましょう。

試着することで、自分の体にしっかりとフィットするかどうか、また着脱が容易かどうかを確認できます。

特に子供用のライフジャケットは、成長に伴ってサイズが変わるため、定期的にフィッティングをチェックし、必要に応じて買い替えを検討してください。

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まとめ:津波に備えてライフジャケットを用意しよう

本記事では、ライフジャケットの効果や種類・選び方を解説しました。

選び方のポイントとして、浮力の確認、適切なサイズ、用途に合ったモデルを選ぶことなどが重要です。

突然の津波からたいせつな命を守るためには、ライフジャケットの準備は欠かせません。

ライフジャケットは着用するだけで浮力を提供し、水中での安全を確保してくれる重要な防災グッズです。

特に津波地域に住む方や湾岸で仕事に従事する方は、日頃から備えておくことが大切です。

本記事を参考にして、突然の津波災害に十分な備えをしましょう。

安全対策を徹底し、自分や家族の命を守ってください。

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この記事を書いた人

幼少期に親族が水災に巻き込まれた経験があります。その出来事が私の人生に大きな影響を与え、環境保護へのきっかけとなりました。
このような経験を通じて、被災者やその家族に寄り添いながら、水災の現状や対策について専門的な記事を執筆しています!

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