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地震や落雷で停電が発生!何をすれば良い?いざという時取るべき行動を紹介
自宅にいるときに急に落雷で停電!地震発生で停電!
急に電気が消えて、使えなくなってしまい困るのが停電です。
頻繁に起こることでもないので、いざ急に停電が起こったら何をするべきだろう?と分からない方がほとんどではないでしょうか。
何事もなくすぐに停電が直れば良いのですが、すぐ近所に落雷!なんてことでも2.3時間復旧しないこともしばしばあります。
中には思わぬ事故になるケースもあります。
そこで今回この記事では、急な落雷や地震で停電が発生したらやるべき行動と停電中に気をつけたいことなどを紹介していきます。
知っておくだけで思わぬ事故を防げるので、万が一急な停電が起こった場合は参考にして行動してみてください。
まずは状況を確認しよう!
在宅時に停電したら、まず最初に電気がきていないエリアの確認をしましょう。
落雷や、地震など状況は様々ですが、急に自分の家だけ停電したのか、どこまで電気が来ていないのか確認しましょう。
- 家の一部だけ電気が来ていない
- 家中全部に電気が来ていない
- 近所一帯も電気が来ていない
家の一部にだけ電気がきていない場合や、家中全部に電気が来ていないけれど、近所は電気がきている場合は、停電ではなくブレーカーが落ちていることが考えられます。
ブレーカーが落ちてしまった場合は、アンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーのどれが落ちているかを確認し、対応が必要となります。
ブレーカーのどこが落ちてるか確認しよう
分電盤に格納されているブレーカーには、一般的には「アンペアブレーカー」「漏電ブレーカー」「安全ブレーカー」の3つの種類があり、それぞれの役割や落ちてしまう原因が異なります。
- 左にあるのが「アンペアブレーカー」
- 真ん中にあるのが「漏電ブレーカー」
- 右に14個あるのが「安全ブレーカー」
どのブレーカーが落ちたか確認することで、原因を特定しやすくなります。
①アンペアブレーカーが落ちる原因
アンペアブレーカーは、電力会社との契約ブレーカーで、大きなアンペア数の表示と色分けが特徴。
契約アンペア値(契約電力量)を超えた電気が流れた場合、電気の流れを遮断する(ブレーカーが落ちる)しくみになっています。
左のアンペアブレーカーが落ちると、家全体が停電します
アンペアブレーカーが落ちた場合(日常から良く落ちる場合)、一度に使う電気の量を減らすか、電力会社へ連絡し、契約アンペア値や電気料金プランを見直しましょう。
アンペアブレーカーが落ちたときの復旧方法
そのままブレーカーのつまみを戻しても再度ブレーカーが落ちてしまうので、まずは使っていた家電の電源を切り、コンセントを一旦外してから、アンペアブレーカーのつまみを上げましょう
その後は家電のコンセントを元に戻して、ブレーカーが落ちないよう、一度に使う家電を減らしましょう。
もしブレーカーを戻しても電気が点かない場合は、電力会社に連絡してください。
②漏電ブレーカーが落ちる原因
漏電ブレーカーは、漏電事故を防ぐための装置で、メインのスイッチ以外にテスト・復旧のボタンが付いているものが多いです。
漏電を検出した場合、電気の流れを遮断する(ブレーカーが落ちる)仕組みになっています。
漏電ブレーカーが落ちると、家全体が停電します漏電の原因には家庭内の配線の劣化や、電化製品の回路やコードの破損などが考えられます。
漏電の原因が漏電ブレーカーの故障、もしくはわからない場合は、契約している電力会社へ問い合わせましょう。
漏電ブレーカーが落ちたときの復旧方法と対処法
安全ブレーカー、漏電ブレーカー、アンペアブレーカーのスイッチをすべて切り、その後アンペアブレーカー、漏電ブレーカーの順にスイッチを入れていきます。
次に安全ブレーカーのスイッチを1つずつ入れていくのですが、このとき再度漏電ブレーカーが落ちたなら、その安全ブレーカーの回路で漏電している可能性があります。
漏電ブレーカーが落ちる安全ブレーカーのスイッチは切っておき、他の安全ブレーカーも同様にスイッチを入れていきましょう。
また漏電が疑われる安全ブレーカーの回路については、早めに電気工事店に点検を依頼してください。
家庭でできる漏電対策の1つは、電化製品などのコードを乱暴に扱わないことです。
コードの表面が剥がれたり中の線が切れたりしていると、漏電につながります。
家具の下敷きになったり、ドアで挟んだりしないよう、家庭内のコードの配線には気を配るようにしましょう。
また水気の多い場所での漏電は感電事故にもつながるため、洗濯機や衣類乾燥機など、水気・湿気の多い場所で使う電化製品には、出来ればなるべくアースを取り付けておくようにしましょう。
③安全ブレーカーが落ちる原因
安全ブレーカーは、配線用遮断器(分電盤から各部屋へ電気を送るための回路ごとのブレーカー)です。
複数あるスイッチは、コンセントまでの電気回路とそれぞれ接続しています。
回路ごとに容量が決まっており、その容量を超えた電気が流れた場合、電気の流れを遮断する(ブレーカーが落ちる)しくみになっています。
このブレーカーは回路ごとに落ちるので、安全ブレーカーが落ちると、家の一部が停電します。
安全ブレーカーが落ちた場合、落ちた部屋で一度に使う電気の量を減らすか、大きな電力を必要とする家電などのコンセントは別回路のものに変えましょう。
安全ブレーカーが落ちたときの復旧方法
安全ブレーカーが落ちた部屋を確認し、その場所にある家電のコンセントを外します。
その後安全ブレーカーのつまみを上げ、家電のコンセントを元に戻せば復旧します。
復旧後は安全ブレーカーが落ちないように、その部屋で使用する家電を減らしてくださいね。
ただしコンセントを外した家電のコードに傷が付いていたり、焦げていたりした場合はショートした可能性があります。
その場合はコンセントは外したままにし、メーカーに修理を依頼するか買い替えを検討しましょう。
停電したらまず取るべき行動
停電したらときにやるべき行動は以下になります。
- 自宅の停電状況を確認
- 家電のコンセントを抜く
- 周辺の停電状況を確認
- 太陽光発電の自立運転へ切り替え
- パソコンのプラグを抜く
- 停電したらスマートフォンはバッテリー消費の少ないモード
落ち着いて、一つずつ行動していきましょう。それでは、一つずつ解説していきます。
自宅の停電状況を確認
上述の通りです。
自宅の一部が停電しているか、それとも全ての部屋が停電しているかを確認しましょう。
そしてブレーカーの確認に行きましょう!
家電のコンセントを抜く
そしてまず、停電したらやるべき行動は、家電のコンセントを抜くです。
停電が直るタイミングで、雷サージと呼ばれる強い電流が流れる現象が起きます。
強い電流が家電に流れ込むと、以下のような事故やトラブルが想定されます。
- アイロンに電気が流れて熱を持ち、アイロン掛け途中のシャツが燃える
- 持っていたハンドミキサーに電気が流れて、回転し手を切る
通電火災の危険もありますから、停電したら、発熱する家電と回転する家電を優先しながら、家電のコンセントを抜き身を守ってください。
近所や周辺の停電状況を確認
落雷や地震で停電が起こったときに、自分の家だけが停電いているのかを確認してください。
周りの家も停電している場合は、
- 大手電力会社の停電状況ページを確認する
- 大手電力会社に連絡する
などの行動を行いましょう。ご近所さんに状況の確認も忘れずに!
太陽光発電の自立運転へ切り替え
ご自宅に太陽光発電があれば、自立運転に切り替えましょう。
基本的には、以下の操作で切り替えられるはずです。
- 分電盤に行きメインのブレーカーを落とす
- 太陽光発電のブレーカーを落とす
- パワコンを自立運転モードに切り替える
- 自立運転用のコンセントから電源を供給
自宅に太陽光発電なんて無いよ!という方は、というより自宅に太陽光発電が設置されてるほうが少ないと思いますので、万が一、急な落雷や地震での停電時の備えとしてポータブル電源がおすすめ!
ソーラーパネルもセットで購入可能しておくと安心ですね。
パソコンのプラグを抜く
停電したときにパソコンを使用していた場合、停電から復旧するときに過大な電圧・電流がかかり、パソコンや周辺機器が故障する可能性があるため、一度作業をやめてデータを保存してから、コンセントから電源プラグを抜きましょう。
停電したらスマートフォンはバッテリー消費の少ないモード
スマートフォンはバッテリー消費の少ないモードに切り替えましょう。
連絡手段としてスマートフォンはできるだけ長く使える状態を保っておきましょう。
また、スマートフォンは停電情報の収集にも使えますね。
機種によって、バッテリー消費の少ないモードで出来ることを制限している可能性もあります。
普段からお使いのスマートフォンの、説明書などを確認しておきましょう。
また、スマートフォン用のポータブルバッテリーもご家族分くらいは用意があると安心です。
停電時に気をつけなきゃいけないこと
急に停電になっても、焦らずに落ち着いて以下の事に気をつけましょう。
- 冷蔵庫の開閉は最小限
- 熱中症に気をつける
- 停電特有の火災
①冷蔵庫の開閉は最小限に!
いざ、落雷や地震で停電すると冷蔵庫、冷凍庫はどうしようと焦ります。
停電した時には、冷蔵庫の開閉は最小限にしましょう。
一般的な冷蔵庫は、冷蔵庫のドアを開けなければ2〜3時間は庫内の冷えが保てるそうです。
開閉が多くなると冷気が逃げてしまい保冷時間が短くなります。
万が一、停電時間が長くなる場合
停電時間が長くなりそうなときは、氷、保冷剤などもありますが、保冷力、保冷持続力が一番高いドライアイスの購入を検討してください。
近所でドライアイスを販売してくれる氷屋さんか、プロパンガス屋さんを探しましょう!
ドライアイスはコンビニや業務スーパー、ドン・キホーテなどには販売されておりません。
停電した際は熱中症に気をつけよう
万が一、落雷や地震による停電が夏の場合、熱中症に気をつけましょう。
停電したらエアコンも扇風機を使えないため、厚生労働省からも、以下のように注意喚起がされています。
停電した時の熱中症予防対策は、
- 水分・塩分・経口補水液などを摂取する
- 涼しい場所で過ごす
- ポータブル電源でエアコンや扇風機を稼働
などになります。
熱中症は重症になると命に関わります。
少しでもおかしいと思ったら救急車を呼びましょう。
やはり熱中症対策などを考えても、一家に1台ポータブル電源があるといざという時に役だってくれそうです。
停電時に特有の火災に注意
停電にともなう火災に注意が必要です。停電が直ったときの通電火災については前述していますが、ろうそくを使ったときの火災にも注意してください。
夜中の停電時は、灯りの確保のため蝋燭を使うことがあります。
ろうそくが倒れて、火災になってしまっては大変です。
停電した時には、
- 停電が直ったときの通電火災
- ろうそくによる火災
などに注意してください。
よくある停電の原因を紹介
停電にも火災や天候などいくつかの原因があります。
停電の原因を知っておけば、対策が取れる場合もあるので、よくある停電の原因を紹介していきます。
- 落雷:電線などに雷が落ちて停電
- 台風:台風の影響で、電線にモノがあたり破損が生じて停電
- 雪:雪が溜まった電線が風で大きく振れ、電線と電線が接触して停電
- 地震:地震により、電線が倒壊して停電
- 事故:重機などが電線に接触して停電
などになります。
台風や雪の場合は、天気予報を見て停電の備えをしておきましょう。
普段から簡単にできる4つの停電対策
停電した時の対策も大切ですが、普段から停電備えに準備しておくてと、いざというときに安心です。
普段からできる停電対策を以下4つ紹介します。
- 水と食べ物は用意しておく
- L E Dランタンなどの灯り用意する
- ガスコンロを買っておく
- 電池を買っておく
水と食べ物は用意しておく
自然災害により、停電したら断水の可能性があります。
水と食料の備えをしておきましょう。農林水産省によると、
- 水:1人当たり1日1ℓ、調理用も含めて3ℓ
- 米:2Kgの米が一袋で約27食分
- 缶詰:調理不要でそのまま食べられて便利
とあります。
ウォーターサーバーが自宅にあると水の備蓄にもなるので災害対策にも便利です!
L E Dランタンなどの灯り用意する
夜に停電した時のために、LEDランタンを備えておきましょう。夜中に停電すると、灯りがなくなり周りが見えなくなります。転倒や不意にものを落下させるリスクが伴います。
LEDランタンを用意しておけば、いざというときでも部屋全体を明るく照らしてくれます。
その他の灯りだと、
- スマホのライト:広範囲を照らせない
- ろうそく:火災のリスクがある
など、停電に適しているとは言いにくいですよね。停電の備えとして、広範囲を照らせるLEDランタンを用意しておきましょう。
ガスコンロを準備しておこう
停電の備えとして、ポータブルガスコンロを準備しておきましょう。
電気が止まると、IHヒーターなどの調理器具が使えません。
ポータブルガスコンロがあれば、停電のときでもお湯を沸かせたり簡単な調理をしたりもできます。
停電したときでも、美味しい料理を楽しむためにポータブルガスコンロとガスボンベは用意しておきましょう。
ポータブル電源を用意しておこう
停電の備えとして、上記で紹介したポータブル電源を購入しておきましょう。ポータブル電源があれば、
- スマホに充電できる
- 生活家電やLEDライトなどが使える
などの使い道があります。
スマホの充電ができれば、連絡を取ったり停電情報を調べたりするのにも、遠慮なくスマホを使えます。
停電の備えとして、ポータブル電源をストックしておきましょう。
まとめ
停電は突然起こる避けられないトラブルです。今回紹介した以下のやるべき行動をチェックして停電に備えましょう。
停電したらやるべき行動
- 自宅の停電状況を確認
- 家電のコンセントを抜く
- 周辺の停電状況を確認
- 太陽光発電の自立運転へ切り替え
- パソコンのプラグを抜く
- 停電したらスマートフォンはバッテリー消費の少ないモード