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千葉県東方沖で地震活動が活発に「スロースリップとは?」気象庁も注意喚起
千葉県東方沖で2月27日から地震が相次いでおり、2024/03/01朝はマグニチュード5.2の地震が発生して千葉県や埼玉県で震度4の揺れを観測しました。
過去にはマグニチュード5程度の地震が起きたあと1週間から数か月程度、地震活動が活発になっていて、気象庁は今後の地震に注意するよう呼びかけています。
マグニチュード5.2の地震が発生し、震度4の揺れを観測した地域
- 千葉県東金市
- 千葉県市原市
- 千葉県山武市
- 千葉県大網白里市
- 千葉県一宮町
- 千葉県白子町
- 千葉県長南町
- 埼玉県さいたま市緑区
気象庁によりますと千葉県東方沖ではマグニチュード5程度の地震が発生したあと1週間から数か月程度、地震活動が活発になったケースが1996年から2018年にかけて3年から6年の間隔で起きていて、気象庁は今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。
スロースリップとは?
スロースリップはスロー地震と呼ばれる現象の一つです。
通常の地震はプレート運動等によって地下の岩盤に蓄積されたひずみエネルギーが断層運動によって解放される現象です。
このひずみが限界に達すると、急激な跳ね上がり振動が起き地表に揺れを生じさせます。
通常の地震では、断層が高速でずれ動くことで、蓄積されたひずみエネルギーの解放に伴って、地震波を放射し、私たちはその揺れに気づきます。
一方で、スロースリップは引きずり込まれていた大陸プレートがゆっくり滑るようにずれ動く現象で、揺れや津波が生じないのが特徴です。
スロースリップは巨大地震の予知において重要な役割を果たす?
スロースリップによる地震は直接被害を発生させるものではないものの、巨大地震を引き起こす関連性があると指摘されており巨大地震に与える影響など研究が進められているそうです。
実際に2011年に発生した東日本大震災では、本震が起きる2カ月ほど前からスロースリップが起こっていたことが研究結果で明らかになっており、巨大地震の引き金となった可能性があると言われています。
気象庁では、南海トラフ巨大地震の震源域で通常と異なるスロースリップが観測された場合、巨大地震の発生する可能性が高まっているとして「南海トラフ地震臨時情報」が発表されるようになりました。
千葉東方沖でのスロースリップ発生の可能性に伴い、いま一度、地震への常日頃の備えとして、地域の避難場所・避難経路の確認・万が一の地震発生にご自身で行える対策をしっかりと行っておきましょう。
千葉県東方沖でこれまで起きた地震・スロースリップ
これまでにスロースリップが確認されているのは
- 1996年5月
- 2002年10月
- 2007年8月
- 2011年10月
- 2014年1月
- 2018年6月
の6回で、それぞれが2年から6年余りの間隔で起きています。
今回の間隔は5年8か月となります。過去のスロースリップはおおむね10日前後、観測されています。
このうち、2018年の活動では、地震調査委員会で「スロースリップ」が起きていることが報告され、揺れへの注意が呼びかけられた翌日に震度3を観測する地震がありました。
そして、スロースリップが始まってから1か月ほどあとにあたる7月にマグニチュード6.0の地震があり、千葉県で震度5弱の揺れを観測しました。
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