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災害時に困ること!なくて困ったものや本当に必要な便利グッズを紹介
皆さんは災害発生時への対策はどの程度されていますでしょうか?
この災害大国日本では、いつ起きてもおかしくないのが自然災害による停電や断水の被害です。台風や地震、豪雨をはじめとする自然災害は、多くの方が経験済みでその危険性は十分理解していると思いますが、大切なこととは理解しつつも、なかなか準備できていないのが現状ではないでしょうか?
水道、電気なしでの生活なんて、日常からはなかなか考えられないですよね。
場合によっては電気や水道の復旧が長期にわたる事もあるため、しっかりと備えておくことが大切ですが、具体的にどのような対策をすれば分からないという方も少なくないはずです。
今回は、最低限の備えを準備するためにも、「災害時に無くて困った」、災害時に必要な便利グッズなどを紹介していきます。
この記事を読んで少しでも災害時の対策になるよう準備してみましょう、ぜひ参考にしてみてください。
災害時に困ること
では、実際に災害が発生した時には、具体的にどんな問題が発生するのでしょうか。
また、「電気が使えなくなる」などの具体的な問題点が分かっていたとして、どうすれば、考えうる問題を解決できるのでしょうか。
実際の災害時に発生した「困ること」と、「その対策や解決方法」についてご紹介していきたいと思います。
電気や通信(ライフライン)の停止
1番わかりやすくイメージしやすいのが、冷蔵庫が使えないです。
また、災害時に電気や通信の停止によって、暗闇での生活が強いられたり、適切な情報の収集や伝達ができなくなってしまい、安否確認や適切な支援が受けられなくなる場合が想定されます。
非常用電源の確保、手回しラジオなどの用意、適切な情報収集などを事前に行っておきましょう。
食料、水、医療品の不足
災害時になくて困ったものとして、やはり生命維持に必要な食料、水、医療品の不足が挙げられます。
災害の規模によっては、交通機関が止まったり、避難所が埋まってしまうことがあり、生活物資の入手が難しくなる場合が想定されるでしょう。
情報の不足
災害時には、適切な情報を得ることが非常に重要ですが、欲しい情報が流れてこなかったり、情報が錯綜しやすいため、避難情報や被害状況などの正確な把握ができず、自分や家族の安全確保ができなくなる場合も想定されます。
適切な情報収集の方法を知り、正確な情報を得ることができるようにしておきましょう。
困りごとの対策方法と解決方法
冷蔵庫が使えなくて困る
上記の電気が使えない・食料品が足りないという問題に関わってくるものとして1番直結して考えられることは、「冷蔵庫が使えない」という問題です。
電気の供給が止まった冷蔵庫は約3時間前後で保冷が出来なくなってしまい、食品が傷んでくると言われています。
とくに夏場はより早く、冷蔵庫の保冷効果が無くなりますので最悪の場合、食品が傷んでダメになることが予想されます。
対策と解決法
- 冷蔵庫の開閉を最小限にする
- 冷蔵スペースに食品を詰めすぎない
- 冷凍スペースには、普段から食品やペットボトル、保冷剤などをきっちりと詰め整理しておく
- 傷みやすい食材から調理して食べる
- 長時間の保冷効果がある保冷剤を準備しておく
- ブレーカーを上げる前に家電のコンセントを抜いておく
発電機やポータブル電源を使用しない場合の対策としては、上記記載の方法が限界です。
また上記の方法でも、長時間の保冷効果は望めません。
ちなみに大容量のポータブル電源を使用した場合でも、10時間前後でバッテリー残量が無くなるようです。
電気が止まり、夜は暗闇で困る
電気の供給が止まるということは、明かりも無くなってしまうということを意味します。
部屋が暗いと、家具に当たって怪我をしてしまう事もありますし、なにより暗闇は不安をより強めます。
精神衛生的にも、何かしらの照明の対策は災害時の必須条件だと言えます。
対策と解決法
対策としては、懐中電灯やランタンなどの照明器具の準備が考えられます。
ロウソクやキャンドルなどの火を光源とした方法もありますが、震災の場合は余震などにより二次災害の危険もありますので、なるべく避けた方が良いかと思います。
現在では、家庭用のソーラー充電式のランタンなども販売されていますので、そういった製品の購入も検討されると準備が整いやすいかもしれません。
スマホなど充電切れで困る
現代においてはこれもかなり困ることのひとつとして大きいのではないでしょうか。
緊急時の情報収集ツールとして挙げられるのが「スマホ」や「ラジオ」、「パソコン」などの電化製品だと思います。
これらの電化製品は、災害時の情報収集だけではなく、「家族や友人との安否確認の手段」だったり、「天候情報把握」、場合によっては災害時の行動マニュアルとしても活用できます。
こちらのスマホやラジオなども電化製品ですので、冷蔵庫ほどの電力は必要ないとはいえ、充電残量を気にする必要があります。
対策と解決法
- モバイルバッテリーを複数台所有しておく
- 乾電池を備蓄しておく
- ソーラー発電ができるポータブル電源などを用意する
- 人力発電が出来る製品を用意する
- ポータブル電源や発電機などを用意する
ソーラー式が用意出来なかったり、天気のことまで考えると漕ぐことで発電できる製品もありますので、万が一のために準備しておくのも良いかもしれません。
また、最近では利用の機会が減りつつある「使い切りの乾電池」を備蓄しておくこともオススメです。
災害時の対策グッズを紹介
突然、停電が発生しても右往左往してしまわないよう、対策しましょう。ある日突如、電気が使えなくなったとしても困らないよう、停電が起きてしまった場合の対策と備えておきたい3つのグッズを紹介します。
グッズ1. 発電機やポータブルバッテリー
停電に備えて、家庭用などの発電機を購入しておくと安心です。
発電機には、主にガソリン式とカセットボンベ式の2種類があり、冷蔵庫やノートパソコン、エアコンなどを動かすことができるため、停電に備えて用意しておくと良いでしょう。
発電機は恐らく、普段使用することが少ないため、いざというときに利用できるように使い方などを明記しておくことが大切です。
また多くの発電機は、一酸化中毒になる可能性があるため、屋内での使用は厳禁です。
正しい利用方法を理解したうえで、使うようにしましょう。
どうしても屋内に電力を供給したい場合は、発電機を屋外に置いて室内にコードを引っ張るか、ポータブルバッテリーを確保すると良いでしょう。
ポータブルバッテリーは、あらかじめ充電しておく必要がありますが、冷蔵庫など様々な生活家電を動かすことができ、屋内での使用も問題ありません。
グッズ2. ソーラーパネル
太陽光を受けることで、電気が作れるのがソーラーパネルです。
停電時の強い味方であることは、言うまでもありませんよね。
現在は、使用しやすいソーラーパネルがたくさん開発されていて、なかには折り畳み式なども存在します。
ただし、ソーラーパネルといえども、使える電力には上限があります。
とくに、ポータブルや小型のソーラーパネルは蓄電量が少ないため気をつけてください。
グッズ3. 蓄電池
蓄電池とは、充電可能で、停電時でも電力を供給できるバッテリーのことを言います。
近年は電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)といった自動車を蓄電池代わりに利用している家もあります。
ソーラーパネルと蓄電池を併用することで、蓄電しながら電気をつくれるため、電力不足に陥る可能性が低くなります。
もしものために効果的な対策を紹介
停電が起きた場合は、復旧までに数日間を要するおそれがあるため、きちんと防災グッズなどを確保しておきましょう。
一般的に電気・ガス・水道のライフラインの復旧までに3日程度かかるとされていますが、大規模な停電が発生した場合も想定して、3日分を最低限とし、余裕を持って1週間分の防災グッズを用意しておくと万が一の際も安心です。
また停電発生時は、情報収集が不可欠となるので、スマートフォンなどを充電するためにモバイルバッテリーを準備しておきましょう。
無停電電源装置にデスクトップPCを接続しておく
突然の停電によるデータ消失を防ぐため、事前にデスクトップPCにUPSを繋いでおくと良いでしょう。
無停電電源装置とは停電など電力が切れた場合に一定期間、電力の供給を行う装置のことです。
停電などでデスクトップPCが突然シャットダウンするとデータの消失やPC自体が故障するおそれがありますが、UPSは停電が起きても一定期間、電力を供給してくれるため、デスクトップPCを安全にシャットダウンさせることができます。
基本、デスクトップPCを安全にシャットダウンさせるために電力を供給するという目的で作られているため、長時間の電力の供給には向いていません。
そのため、停電発生時にUPSが起動したら必要なデータなどを保存し、すぐにデスクトップPCをシャットダウンすると良いでしょう。
職場や自宅のデスクトップPCで重要なデータなどを扱っている場合にUPSを導入すると良いかもしれません。
※バッテリーが内蔵されているノートPCの場合は、UPSを使う必要性はありません。
冷房器具・暖房器具を用意
停電が過ごしやすい季節に起きるとは限りません。
そのため、安全のために必ず冷暖房器具を用意しておきましょう。
短期間の停電の場合はポータブルバッテリーや発電機を用意しておけば問題ありませんが、停電が長期にわたる場合も想定してカセットコンロや乾電池で動くストーブや扇風機などを用意しておくと安心です。
カセットボンベで利用するストーブの場合は、屋内用と屋外用の2種類があり、誤って屋外用を室内で使用すると一酸化炭素中毒に陥る可能性があるため、必ず屋内用のストーブを選びましょう。
避難する際はブレーカーを落とす
地震などの自然災害によって停電が発生した後、避難する場合も多々ありますが、避難後に自宅で通電火災が発生するおそれがあります。
通電火災とは自然現象で発生した停電後、電力が復旧した際に起こる火災のことです。
通電火災は電力が復旧した際に倒れた暖房やオーブントースターなどが可燃物に触れていたり、電源コードが損傷していたりすると発生します。
通電火災は避難中で部屋に誰もいない場合に起きる可能性が高いため、初期消火が非常に難しく、大規模な火災へ繋がりやすいです。
そのため、通電火災を防ぐため避難する前に必ず以下の4点を行いましょう。
- 避難する際は必ずブレーカーを落としていく
- ブレーカーを上げる前に電源コードに損傷や家電が可燃物に触れていないかを確認する
- ブレーカーを上げる前に家電のコンセントを抜いておく
- 水に濡れた電化製品は使用しない
通電火災を発生させないように、しっかりと対策を行なっておきましょう。
長期停電は備えができる!「長期停電対策リスト」
台風の場合は地震などと違い、「どれほどの規模がいつ来るか」予測できていることが多いので、前日までにある程度備えることができます。前日までにできる長期停電対策をまとめました。
前日までに備える「長期停電対策リスト」
水の確保
- 飲料水×3日分以上用意しておく(停電時、ポンプ式水道は流れないことも)
- 台風前日の風呂水は流さないでおく
- マンションの場合、一階の共有水道が停電時使えるか確認しておく
- 給水用のタンクなどを用意しておく
電力・灯りの確保
- スマホ、バッテリーなど必要な機器はすべて充電しておく
- 電池の有無、使えるかどうか確認しておく
- 懐中電灯、ランタンの電池確認をしておく
情報の確保
- ラジオの電池を確認しておく
- スマホにラジオアプリや電力会社の停電アプリをダウンロードしておく
- 市区町村、電力会社、交通会社のSNSをフォローしておく
- Facebookの地域グループに加入しておく(最新情報が入手しやすい)
食料の確保
- そのまま食べられるパン、菓子類などを多めに用意しておく
- 乾麺、レトルトなどを多めに用意しておく
- カセットコンロと多めのカセットガスを用意しておく
- 調理用の水を用意しておく
- 紙皿割り箸ラップ、ゴミ袋なども用意しておく
自動車の対策
- ガソリンを満タンにしておく
- 車載インバーター(シガーソケット→USBなど)を用意しておく
その他対策
- 通院中の方などは普段飲む薬を多めにもらっておく
- オムツ、生理用品、ウェットティッシュ、トイレットペーパーなど紙類を多めに用意しておく
- ペットのごはん、飲料水、トイレなどを多めに準備しておく
- 現金を用意しておく(停電時はキャッシュレス不可)
- 非常用トイレを用意しておく
いつ起こるか分からない災害に、常に備えておきましょう
災害時の対策についてお伝えしました。
地震、台風、大雪などの自然災害を中心に、いつ何時電力が使えなくなるか分かりません。電気が使えないと、生活に大きな支障が出る人も少なくないでしょう。
非常事態に備えるためにも、停電等の災害対策は重要です。
停電発生時などでも、なるべく今まで通りの生活を続けたいという人は、ぜひ必要なもの購入なども合わせて対策してみてください。