地震発生時!どこが1番安全?身を守るために最初に取るべき行動も紹介

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地震は突然、いつ・どこで発生するかわかりません。

万が一、家にいる時に地震がきた場合、どこが1番安全な場所なのでしょうか?

トイレやお風呂場が安全なんてことも一度は耳にしたことはありますよね。

突然、揺れた時にすぐ行動することは簡単ではありません。

急に大地震が来たらとっさに判断するのが難しいものです。

万が一のために、どこが1番安全でどう逃げれば良いか把握しておきましょう。

目次

地震の時に家の中で1番安全な場所はどこ?

大前提、地震の時に安全な場所は以下のような場所と考えられています。

1. 落下物、転倒物の少ない場所
2. 大きな窓・ガラスが少ない場所
3. 閉じ込められない場所

【1】落下物、転倒物が少ない場所

大きな棚や、照明器具・タンスなど大きな家具は落下や転倒のリスクがあります。

大きな地震ではこうした家具が転倒する可能性も高いので、大きい棚や家具が落下・転倒の場合は、避難経路を閉ざされてしまう場合があります。

実際に阪神・淡路大震災では死者の約80%は建物の下敷きや家具の転倒落下によるものでした。

揺れを感じたら、座布団やクッションで頭を覆って直ちにこのような場所から離れましょう。

【2】大きな窓・ガラスが少ない場所

窓ガラスは、割れて飛び散るリスクがあります。

特に大きな窓や、窓がたくさんある場所は危険です。地震がきたら、窓の傍からすぐ離れましょう。

また、念のため近くにスリッパがあれば履いておきましょう。

普段からスリッパを履いておく習慣をつけるのも良いと思います。

【3】閉じ込められない場所

寝室や、トイレ・お風呂場など地震の揺れによってドアが歪んでしまったら外に避難できなくなってしまいます。

すぐにドアを開けて出口の確保が出来る場所に避難しましょう。

地震の際に家の中で1番安全な場所は玄関

地震発生時に家の中で安全な場所は「玄関」と言われています。

玄関は構造的に狭い割に柱が多く頑丈で、ガラス窓や家具が少ないのが特徴です。揺れが落ち着いたら外への避難もすぐ可能になります。

しかし、注意点もあります。

上述のようにもし、玄関に大きな家具があったり、重たい照明が釣り下がっているような場合は要注意です。

照明器具や、戸棚から何かが落下してくるかもしれませんし、大きな家具が転倒して怪我をしたり通路を塞がれる可能性があります。

玄関には大きな家具や吊り戸棚を置かず、万が一地震が起きても安全な状態にしておく方が良いでしょう。

また玄関にいた場合でも、揺れが起きて慌てて外に出るのは危険です。

ドアを空けて避難口を確保し、玄関付近でしっかり頭を守りながら揺れが収まるのを待ちましょう。

トイレ・お風呂場は安全じゃない?

トイレ

昔は揺れを感じたら、トイレへ逃げ込め!が常識でした。

柱に囲まれた狭いトイレ空間が安全だと思われていたためです。

しかし、今は建築方法が以前とは違い、トイレは柱で区切られていない場合もあります。

そのため、積極的にトイレに逃げ込むのは避けた方が良いかもしれません。

また、落下物によってトイレに閉じ込められてしまう可能性や、揺れによってドアが変形して開かなくなる可能性も高いので、すぐに玄関などの安全ゾーンに移動するようにしましょう。

万が一、トイレに入っている最中に地震が来たら、頭を守りながらドアを開け、同じく玄関などの安全ゾーンへの避難口を確保しましょう。

お風呂場

もし、入浴中に地震に遭遇したらどうすれば良いでしょうか?

浴室は鏡やガラスが多く、揺れで破損物が飛び散りケガをしやすいので、注意が必要です。

床も濡れているため転倒にも注意してください。

まずは、洗面器やお風呂のふたなどで頭を守って、衣類やバスタオルを持って、いつでも逃げれるように玄関に行き、ドアをあけましょう。

揺れが大きい時は衣類を身につける余裕はありません。

まずは命を守ることを最優先に考えて行動するようにしてください。

戸建ての場合1階と2階どちらが安全?

耐震性のある家なら1階。そうでない場合は2階にいるほうが安全といわれています。

古い木造一軒家の場合は、地震で倒壊する恐れがあります

阪神・淡路大震災では死亡した約80%の方の死因が建物倒壊による圧死でしたので、1階に居たら、すぐにドアを開けて外に逃げるようにしましょう。

では、古い木造住宅の2階に居たとしたら?

素早く階下に降りて、外へ脱出するという方法もありますが、大揺れの中で無理に慌てて1階に降りるのは控えた方が良いかもしれません。

ドアを空けて避難口を確保しつつ、頭を守りながら揺れが収まるのを待ちましょう。

たとえ、家がつぶれたとしても、2階のほうが重いものが少ない分、空間に隙間ができやすいので、生き延びる可能性は高いことを覚えておいてください。

また、2階の方が揺れが大きくなるので、家具はしっかり固定して物が落ちてこないようにしましょう。

キッチンにいる場合は注意!

地震で怖いのは火事です。

たまたま調理中だった場合はその場で火を消しましょう。

火の元からはできるだけ早く離れてください。

また、キッチンには食器類・家電と落ちてきたら怪我をしかねないものが多く揃っています。

離れていた場合、身の危険を冒してまで、火を消しに行かなくても大丈夫です。

ほとんどの家庭には、地震の揺れを感知して自動的にガスの供給が止まるガスマイコンメーターが設置されていまので、まずは身を守り、揺れが収まってからコンロのスイッチを切るようにしましょう。

キッチンはとにかく危険地帯です。

なるべく離れて、揺れがおさまるのを待つようにしてください。

地震への備え・対策方法

地震の時に少しでも安全な場所を確保するために、どんな事ができるでしょうか?

ご自身で家の中でできる対策方法を紹介します。

家具の転倒・落下・移動の防止

家具は固定器具を利用して転倒対策を行いましょう。

大きな家具の場合、固定器具は2種類以上で2か所以上を固定するのが理想です。

壁に近ければ近いほど固定される強度が高くて安心です。

避難経路を塞がないように家具を配置するのも大切です。

  • 出入り口付近に背の高い家具を置かない
  • 家具が倒れてきても安全なように、就寝位置から家具を離す

などの対策を取りましょう。

落下物の対策

天井近くにある吊り戸棚やキャビネットの扉は、地震の揺れで開いて中の物が落下してくる恐れがあります。

以下のような対策を行いましょう。

  • タンスや棚はL字型の金具などで柱に固定する
  • 扉は簡単に開かないよう、留め金などを取り付けておく
  • 家電は耐震シートなどで本体と台を固定する

重量のある家電製品はできるだけ低い位置に置くのがおすすめです。

ガラスの飛散防止対策

地震の揺れによりガラスサッシが歪み、窓ガラスが割れることも考えられます。

ガラス飛散防止フィルムは、ガラスが割れた際に、ガラスの破片が飛び散るのを防止できます。

地震が起きると、家具が倒れて家具に使われていたガラスが飛び散る可能性があり、床にガラスが飛び散ると避難する際に足を怪我する原因になってしまうため、ガラスの破片の飛び散り予防は非常に重要です。

ちなみに、ガラス飛散防止シートには、種類によってガラス飛散防止効果だけでなく、目隠し効果があるものや、紫外線防止効果、断熱効果がある種類など、窓ガラスに貼るのに最適なガラス飛散防止シートがあります。

窓ガラスに貼るガラス飛散防止シートを選ぶ際は、そういった効果があるガラス飛散防止シートを選ぶといいでしょう。

また、地震発生時の対策として寝室に靴下と靴を置いておくと、仮に地震によって家具や物が床に散らばっていたとしても足を怪我する危険性を軽減できるので、防災のために普段から避難用の靴と靴下を用意しておくこともおすすめです。

まとめ

地震の時に1番安全な場所は『玄関

とにかく、落下物や転倒物が少なく、閉じ込められにくい場所です。

日頃から安全な場所を確認したり、自宅でも突然の揺れに対しシミレーションをしておくと、いざという時に慌てず行動できそうですね。

ぜひ万が一に備えて定期的に行ってみてください。

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この記事を書いた人

幼少期に阪神淡路大震災を体験し、20代前半に起こった東日本大震災では、北関東で間接的な被害を受けました。
断続的な停電や断水をなどを経験した事で得た豆知識を、少しでも世間の方の助けになればと執筆しています!

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