もしもの停電に備える!効果的な対策とあると便利な対策グッズの紹介

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自然災害発生時に限らず、いつ起きてもおかしくないのが停電です。万が一、停電になったらどうしよう…。

ふと、心配になる方も多いのではないでしょうか。

電気なしでの生活なんて、考えられないですよね。

場合によっては電気の復旧が長期にわたる事もあるため、しっかりと備えておくことが大切ですが、具体的にどのような対策をすれば分からないという方も少なくないはずです。

今回はそんな方のために停電の原因と効果的な停電の対策方法、あると便利な対策グッズなどを紹介していきます。

この記事を読んで停電に対して適切な対策を行ってみましょう、ぜひ参考にしてみてください。

目次

停電が起こる原因を紹介

停電とは、災害など様々な要因により一時的に電気の供給が止まることであり、現代では人々が電気に依存した生活を送っているため、停電が長引けば長引くほど生活に大きな支障をきたしてしまいます。

ここで停電が発生する原因を説明していきます。

電気の使いすぎ

エアコンや電子レンジ、ドライヤーなど電気の消費電力が大きい生活家電を同時に使用する場合、停電が発生するおそれが大いにあります。

周囲の家で停電が起きていない場合は電気の使いすぎが考えられるので、停電が発生した際に作動させていた生活家電の電源をオフにし、分電盤のブレーカーを確認し、落ちていれば上げましょう。

もしも頻繁にブレーカーが落ちる場合は、電力会社と契約している電力量が足りないケースが多いので、電力量を見直すも対策のひとつでしょう。

自然災害

地震や落雷などの自然災害によって電柱の倒壊や電線が断線すると停電が発生します。

台風や強い雨風などが原因で、電線が切れてしまったり、樹木の倒壊によって、電柱が倒れてしまったりして、停電することもあります。

雪の日も、電線に積雪することで、停電が起こることがあります。

電柱の倒壊や電線の断線が起きた場合は、電線に当たって感電するおそれがあるので、絶対に近寄らないようにしましょう。

台風や強風など気象条件による停電は、事前に予測できるものも多いです。

天気予報を見て、大型の台風などが接近している場合は、停電になることも予想して予め発電機を用意するなど家庭でできる備えをしておきましょう。

人為災害

交通事故などにより電柱や電線が損傷すると停電が発生します。

事例としては2006年8月14日首都圏停電があり、クレーン船が旧江戸川の電線を事故で切断してしまったことにより、東京都、神奈川、千葉を中心に約140万軒の大規模な停電が発生しました。

鳥獣によるもの

鳥が電柱に巣をつくったり、ヘビが電線に巻き付いたりすることで、停電が発生することもあります。

鳥の巣などを見つけたら、停電が起こらないよう早めに撤去してもらうよう通報しましょう。

計画停電

あらかじめ電力会社や自治体などから周知されて、通常は数時間ほど停電が行われます。

計画停電がなぜ行われているのかを簡単に説明すると、大規模な停電を防ぐためです

猛暑によるエアコンの多用など電気の需要が増えると、電力の供給が追いつかなくなることで系統崩壊が生じるおそれがありますが、あらかじめ計画的に一部の地域を停電させることで系統崩壊の発生を防止しています。

系統崩壊とは、電力の需要が発電による供給を上回った際に発電機が離脱することで発生する停電です。

停電の対策グッズを紹介

突然、停電が発生しても右往左往してしまわないよう、対策しましょう。ある日突如、電気が使えなくなったとしても困らないよう、停電が起きてしまった場合の対策と備えておきたい3つのグッズを紹介します。

グッズ1. 発電機やポータブルバッテリー

停電に備えて、家庭用などの発電機を購入しておくと安心です。

発電機には、主にガソリン式とカセットボンベ式の2種類があり、冷蔵庫やノートパソコン、エアコンなどを動かすことができるため、停電に備えて用意しておくと良いでしょう。

発電機は恐らく、普段使用することが少ないため、いざというときに利用できるように使い方などを明記しておくことが大切です。

また多くの発電機は、一酸化中毒になる可能性があるため、屋内での使用は厳禁です

正しい利用方法を理解したうえで、使うようにしましょう。

どうしても屋内に電力を供給したい場合は、発電機を屋外に置いて室内にコードを引っ張るか、ポータブルバッテリーを確保すると良いでしょう。

ポータブルバッテリーは、あらかじめ充電しておく必要がありますが、冷蔵庫など様々な生活家電を動かすことができ、屋内での使用も問題ありません。

グッズ2. ソーラーパネル

太陽光を受けることで、電気が作れるのがソーラーパネルです。

停電時の強い味方であることは、言うまでもありませんよね。

現在は、使用しやすいソーラーパネルがたくさん開発されていて、なかには折り畳み式なども存在します。

ただし、ソーラーパネルといえども、使える電力には上限があります。

特に、ポータブルや小型のソーラーパネルは蓄電量が少ないため気をつけてください!

グッズ3. 蓄電池

蓄電池とは、充電可能で、停電時でも電力を供給できるバッテリーのことを言います。

近年は電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)といった自動車を蓄電池代わりに利用している家もあります。

ソーラーパネルと蓄電池を併用することで、蓄電しながら電気をつくれるため、電力不足に陥る可能性が低くなります。

もしものために効果的な対策を紹介

停電が起きた場合は、復旧までに数日間を要するおそれがあるため、きちんと防災グッズなどを確保しておきましょう。

一般的に電気・ガス・水道のライフラインの復旧までに3日程度かかるとされていますが、大規模な停電が発生した場合も想定して、3日分を最低限とし、余裕を持って1週間分の防災グッズを用意しておくと万が一の際も安心です。

また停電発生時は、情報収集が不可欠となるので、スマートフォンなどを充電するためにモバイルバッテリーを準備しておきましょう。

無停電電源装置にデスクトップPCを接続しておく

突然の停電によるデータ消失を防ぐため、事前にデスクトップPCにUPSを繋いでおくと良いでしょう。

無停電電源装置とは停電など電力が切れた場合に一定期間、電力の供給を行う装置のことです。

停電などでデスクトップPCが突然シャットダウンするとデータの消失やPC自体が故障するおそれがありますが、UPSは停電が起きても一定期間、電力を供給してくれるため、デスクトップPCを安全にシャットダウンさせることができます。

基本、デスクトップPCを安全にシャットダウンさせるために電力を供給するという目的で作られているため、長時間の電力の供給には向いていません。

そのため、停電発生時にUPSが起動したら必要なデータなどを保存し、すぐにデスクトップPCをシャットダウンすると良いでしょう。

職場や自宅のデスクトップPCで重要なデータなどを扱っている場合にUPSを導入すると良いかもしれません。

※バッテリーが内蔵されているノートPCの場合は、UPSを使う必要性はありません。

冷房器具・暖房器具を用意

停電が過ごしやすい季節に起きるとは限りません。

そのため、安全のために必ず冷暖房器具を用意しておきましょう。

短期間の停電の場合はポータブルバッテリーや発電機を用意しておけば問題ありませんが、停電が長期にわたる場合も想定してカセットコンロや乾電池で動くストーブや扇風機などを用意しておくと安心です

カセットボンベで利用するストーブの場合は、屋内用と屋外用の2種類があり、誤って屋外用を室内で使用すると一酸化炭素中毒に陥る可能性があるため、必ず屋内用のストーブを選びましょう。

避難する際はブレーカーを落とす

地震などの自然災害によって停電が発生した後、避難する場合も多々ありますが、避難後に自宅で通電火災が発生するおそれがあります。

通電火災とは自然現象で発生した停電後、電力が復旧した際に起こる火災のことです。

通電火災は電力が復旧した際に倒れた暖房やオーブントースターなどが可燃物に触れていたり、電源コードが損傷していたりすると発生します。

通電火災は避難中で部屋に誰もいない場合に起きる可能性が高いため、初期消火が非常に難しく、大規模な火災へ繋がりやすいです。

そのため、通電火災を防ぐため避難する前に必ず以下の4点を行いましょう

  • 避難する際は必ずブレーカーを落としていく
  • ブレーカーを上げる前に電源コードに損傷や家電が可燃物に触れていないかを確認する
  • ブレーカーを上げる前に家電のコンセントを抜いておく
  • 水に濡れた電化製品は使用しない

通電火災を発生させないように、しっかりと対策を行なっておきましょう。

長期停電は備えができる!「長期停電対策リスト」

台風の場合は地震などと違い、「どれほどの規模がいつ来るか」予測できていることが多いので、前日までにある程度備えることができます。前日までにできる長期停電対策をまとめました。

前日までに備える「長期停電対策リスト」

水の確保

  • 飲料水×3日分以上用意しておく(停電時、ポンプ式水道は流れないことも)
  • 台風前日の風呂水は流さないでおく
  • マンションの場合、一階の共有水道が停電時使えるか確認しておく
  • 給水用のタンクなどを用意しておく

電力・灯りの確保

  • スマホ、バッテリーなど必要な機器はすべて充電しておく
  • 電池の有無、使えるかどうか確認しておく
  • 懐中電灯、ランタンの電池確認をしておく

情報の確保

  • ラジオの電池を確認しておく
  • スマホにラジオアプリや電力会社の停電アプリをダウンロードしておく
  • 市区町村、電力会社、交通会社のSNSをフォローしておく
  • Facebookの地域グループに加入しておく(最新情報が入手しやすい)

食料の確保

  • そのまま食べられるパン、菓子類などを多めに用意しておく
  • 乾麺、レトルトなどを多めに用意しておく
  • カセットコンロと多めのカセットガスを用意しておく
  • 調理用の水を用意しておく
  • 紙皿割り箸ラップ、ゴミ袋なども用意しておく

自動車の対策

  • ガソリンを満タンにしておく
  • 車載インバーター(シガーソケット→USBなど)を用意しておく

その他対策

  • 通院中の方などは普段飲む薬を多めにもらっておく
  • オムツ、生理用品、ウェットティッシュ、トイレットペーパーなど紙類を多めに用意しておく
  • ペットのごはん、飲料水、トイレなどを多めに準備しておく
  • 現金を用意しておく(停電時はキャッシュレス不可)
  • 非常用トイレを用意しておく

いつ起こるか分からない停電に、常に備えておきましょう

停電時の対策についてお伝えしました。

地震、台風、大雪などの自然災害を中心に、いつ何時電力が使えなくなるか分かりません。電気が使えないと、生活に大きな支障が出る人も少なくないでしょう。

非常事態に備えるためにも、停電対策は重要です。

停電発生時などでも、なるべく今まで通りの生活を続けたいという人は、ぜひ必要なもの購入なども合わせて対策してみてください。

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この記事を書いた人

幼少期に阪神淡路大震災を体験し、20代前半に起こった東日本大震災では、北関東で間接的な被害を受けました。
断続的な停電や断水をなどを経験した事で得た豆知識を、少しでも世間の方の助けになればと執筆しています!

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