ウォーターサーバーは停電時でも使える?災害時に役立つサーバーや注意点など解説

本記事にはプロモーションが含まれている場合があります

ウォーターサーバーは毎日の生活を便利に、また豊かにしてくれるアイテムです。

常に約6℃の冷水と約90℃弱の熱湯が瞬時に使えますので、一度使ったらもう手放せないという人も多いそうです。

いつでもすぐに冷たくて美味しい天然水が飲めて、しかも熱湯が出るならインスタントコーヒーやお茶、カップスープなども瞬間で作れてしまうので便利すぎて手放せないのも納得ですよね。

ウォーターサーバーを契約しておくと、基本的に毎月12リットル×2本のボトルを定期配送してくれる仕組みになっています。

地震や台風など、災害大国の日本で生活している我々にとって、ウォーターサーバーのボトルをある程度ストックしておくことで、災害時の防災用備蓄水としても役立ちます。

古いものから消費していく事になるので自動的にローリングストックにもなり、災害対策にはピッタリですね!

しかし、そこで疑問なのは災害時に停電が起きた場合、ウォーターサーバーからお水は出せるのでしょうか?電気の供給が止まってしまったらウォーターサーバーは使えるの?そんな疑問をお持ちの方のために、実はウォーターサーバーには、停電してもお水を出せる機種があるんです。

もちろん停電時に使えない種類のサーバーもあるため、今回は、停電時でも使えるウォーターサーバーの選び方や注意点などを紹介していきます。

目次

ウォーターサーバーは停電時でも使えるの?

ウォーターサーバーには、停電時でも使えるものと使えないものの、2種類があります。

その違いは、水を出す仕組みにあります。自宅で使っている本体の仕組みをチェックし、停電や災害時に備えておきましょう!

レバー式・コック式なら停電時でも使える

電力を使わずに重力で出す機種なら、停電時でも常温の水が使えます。

重力で水を出すタイプは、コップを押し付けるレバー式、つまみを動かすコック式が代表的です。

レバーをコップで奥へ押し込んでお水を出す「レバー式」や、つまみを操作してお水を出す「コック式」のウォーターサーバーは、出水できるものが多いです。

いずれも重力を利用してお水を出す仕組みになっているため、電気が通っていなくても手動でお水を出せるのです。

一方で、ボタンを押している間だけお水が出る「電磁式(プッシュボタン式)」はお水を出す機能そのものに電気を使っているため、停電してしまうと使えません。

災害での停電時に使えることを重視するなら、レバー式もしくはコック式のウォーターサーバーを選ぶようにしましょう。

ボトルが上部にあるウォーターサーバーを選ぶようにする

ウォーターサーバーを停電時にも使いたい方には、ボトルを上部に設置し、重力を利用してお水を出すタイプがおすすめです。

ボトルを下部に設置するタイプは、電気でお水を出水口までくみ上げているため、停電が発生すると使えなくなってしまいます。

ただし、ボトルが上部にあると重心が高くなり、大きな地震が来たときに倒れやすくなるため、注意が必要です。

いざというときに備え、冷蔵庫や食器棚と同じようにウォーターサーバーも固定しておきましょう。

またメーカーによっては、ボトルが上部のタイプでも通電していないと使えない機種もあるそうなので、導入前にそこはしっかりと確認しておきましょう。

ボタン式は停電になると基本使えない

電気を使って水を出すボタン式は、停電になると水を出せないうえに、水の温度を保つ温冷機能も使えなくなります。

新たに断水・防災対策にウォーターサーバーの導入を検討されてる方はサーバーのタイプをしっかり確認してから申し込みしましょう!

停電時や復旧後のウォーターサーバーの取り扱い方

実際に災害時に停電が発生したときは、どのような点に注意して使用すればいいでしょうか。

ここでは、停電時や復旧後のウォーターサーバーの取扱いや注意点など解説していきます。

停電時は電源プラグをコンセントから抜くようにする

停電が発生したら、まずは温水スイッチをオフにしてウォーターサーバーの電源プラグをコンセントから抜くようにしてください。これは、停電から復旧した直後、瞬間的に大量の電流(サージ電流)が電気回路に流れる恐れがあるためです。

サージ電流が発生したときに電源プラグが挿しっぱなしになっていると、ウォーターサーバー本体が故障したり、電源ケーブルがショートしたりする可能性があります。

停電時に使えるウォーターサーバーであっても、停電したときは必ず電源プラグをコンセントから抜いておくようにしましょう。

停電復旧してもすぐに電源プラグを挿さない

停電から復旧しても、すぐに電源プラグを差してはいけません。

これはウォーターサーバーに限らず、全ての電化製品にいえることです。

安全を確認してからコンセントに差すことで、通電火災を防ぎつつ家電本体の故障も回避できます。
もしも電源ケーブルが倒れた家具の下敷きになって断線していたり、電気プラグが破損していたりする場合は、使用を中止しましょう。

停電復旧後5分以上経って、特に問題がなければ電源プラグをコンセントに差し込み、温水スイッチをオンにします。

その後およそ40分から1時間ほど待ち、適温になったら飲用可能です。

長期停電の場合、水の備蓄はどれくらい必要?

まず初めに、災害時(長期停電が起こった場合)に備えるべき水の量はどれくらいなのか見ていきましょう。

一般的な目安として、災害対策に必要な水の量は1人あたり約9Lとされています。

しかし、これは水分補給や調理に使う「飲料水」のみの場合です。

災害時は飲料水だけでなく、トイレ(使用可能な場合)や衛生対策などに使う「生活用水」も必要となるため、水を備蓄する際は9Lよりも多く用意しなければなりません。

そこで飲料水と生活用水に分けて、具体的に必要な備蓄量をご紹介します。

1日で必要な飲料水は1人で3L!

飲料水は、1日につき1人あたり3L程度あると安心です。

農林水産省の「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」でも、直接飲用する水は1人あたり1日1L必要で、調理などに使用する飲む以外の水も含めると、3L程度用意することを推奨しています。

また、災害時用の水は、最低でも3日分の備蓄が望ましいとされています。

1人1日3L×3日分で、1人あたり9Lの飲料水を用意しておくとよいでしょう。

繰り返しになりますが、あくまでこれは飲料水のみの量になります。

ウォーターサーバーであれば家族一人当たりにボトルがひとつあれば安心の計算にありますね。

ウォーターサーバーのお水の賞味期限

ウォーターサーバーのお水の賞味期限は、密閉された状態(お水ボトルが未使用の状態)で約6か月となっているものがほとんどです。

ただし、一度でも開封してしまうと常温では鮮度を保てません。飲むことや調理に使うことが目的であれば、開封後はなるべく早く使い切るようにしましょう。

もったいないのでできれば飲用や調理として使うのがベストですが、使い切るのが難しいようであれば、停電時の手洗いや洗顔、洗濯、トイレの排水といった生活用水として活用もできます。

生活用水のおすすめの備蓄方法

手洗いやトイレ(使用可能な場合)、食器類の洗浄などに使う生活用水は、1日につき1人あたり10~20L必要と言われています。これは最低限の生活水準を維持するために必要とされている水量です。

消防庁によると、大規模な災害発生時の生活用水の給水は災害発生から1週間~10日程度を目途に行われる目標のため、すぐに生活用水が得られるとは限りません。そのため、飲料水とは別に生活用水も準備する必要があります。

家族構成にもよりますが、出来れば最低でも3日分(1人あたり30~60L)の生活用水を用意しておきたいところです。

防災用ポリタンク・ウォータータンク

ポリタンクなどのハードタイプのウォータータンクは、大容量の水を備蓄できる点がメリットです。災害時に万が一、備蓄水が底をつきても水の配給にも役立ってくれるでしょう。

また、保管スペースに限りがある場合は、小さくコンパクトに収納できる袋状のソフトタイプも選ぶとよいでしょう。

デメリットとしては、ハードタイプはある程度の広さの保管場所が必要な点や、ものによっては運びにくい点が挙げられます。

上記のような特徴を踏まえると、ウォータータンクは保管スペースの広さや備蓄したい水の量に応じたサイズを選ぶことが大切です。また、キャスター付きの運びやすいものや、コック付きで必要な量だけ水を出せるものもおすすめです。

なお、ウォータータンクで水を備蓄する場合は、水だけでなくタンク自体の点検も行いましょう。長期的に保管しておくとタンクが劣化したり、ひび割れを起こしたりすることがあります。

災害時に問題なく使えるよう定期的に点検・交換しましょう。

お風呂の浴槽

上述のように、1日につき1人あたり10~20L必要と言われています。

お風呂の浴槽は、一般的な住宅なら最も多くの水を効率よく備蓄できるスペースです

毎日お風呂を沸かす前に前日貯めておいた水を捨てるといったことを習慣にすれば、常に150~200Lほどの生活用水を備蓄することができるでしょう。

「毎日は難しい…」という方なら、台風や大地震後の余震に備えるためなど、ある程度予測可能な災害のときだけ貯めておくという選択肢もあります。

なお、この水量は一般的な浴槽の7割程度に注いだときのものになります。

浴槽に水を貯めておく際の注意点は、必ずフタを閉めることです。フタを閉めていないと、地震が起きた際に中の水が溢れ出てしまうためです。

地震の大きさにもよりますが、せっかく貯めておいた水が半分以上流れ出てしまう可能性もあります。

また、フタを閉めないと水面と空気の接触が増えて、水の腐敗の原因となるカビやホコリが侵入しやすくなります。

なるべく清潔な状態の水を備蓄するためにも、必ずフタを閉めましょう。

備蓄水として停電時でも使えるウォーターサーバーを導入しよう

説明してきました通り、停電時にウォーターサーバーからお水が出せるかどうかは、機種によって異なります。

しかし、どのタイプのウォーターサーバーであっても、備蓄水として活用できることに変わりはありません。

ウォーターサーバーは毎日を便利にするだけでなく、いざというときにも役立つ家電なのです。

オススメはプレミアムウォーターさんです。
見た目もおしゃれで、停電時でも使えるウォーターサーバーや非常用キットをご用意しています。

災害備蓄として、ウォーターサーバーの導入を検討してみてください!

この記事は執筆された時点での情報を元に記載されております。文書・写真・イラスト・リンク等の情報については、慎重に管理しておりますが、閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。 記載内容や権利(写真・イラスト)に関するお問合せ等はこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

幼少期に阪神淡路大震災を体験し、20代前半に起こった東日本大震災では、北関東で間接的な被害を受けました。
断続的な停電や断水をなどを経験した事で得た豆知識を、少しでも世間の方の助けになればと執筆しています!

目次